宝塚記念回顧
予想は印だけしか書きませんでしたが、1,2,3,5着と完ぺきに拾えたので良かったです。
アーネストリーが勝ち切れたのは血統面が大きいでしょう。すべて完ぺきに合致していましたので、レコードの勝利もうなずけます。去年は金鯱賞を勝ってここに来ましたが、G1の経験、58㎏の経験などが今年はありましたので人気落ちでも簡単に抑えることができましたね。
社台系で走らせたい馬はブエナビスタとエイシンフラッシュというのもまさにその通りでした。エイシンフラッシュは社台ファーム生産の馬(アサクサ、シンゲン、ハートビートソング)に4角から直線にかけて進路をあけてもらってましたので、チームプレイでしょう。ブエナビスタ去年と同じ枠でしたが、乗り方が全く違いましたね。今年は外差しがきまる馬場でしたし、ペースも速かったので乗り方自体は悪くなかったと思います。
ただ秋の根幹距離のG1は4歳世代の種牡馬価値を上げるために苦戦を強いられるかもしれません。
池江軍団がそろって大敗しまいした。話題作りや上位人気をそろえての敗退なので近いうちに池江厩舎にお返しの意味を込めて重賞で爆発があるかもしれません。もしかしたら、皐月賞、ダービーでその分勝たせてもらっていたのかもしれませんが。ただ今後池江厩舎には注目です。
今週の予想は土曜日にまとめて書きます。
宝塚記念検討4
今日の馬場状態の傾向を調べました。
芝のレース5つの上位3頭の血統です。
1800m
1着
父ディープインパクト
母父トニービン
母母父ダンチヒ
2着
父ステイゴールド
母父ベロット
母母父ラセンディー
3着
父ダンスインザダーク
母父ウッドマン
母母父ノーザンダンサー
リボーあり。ヒスマジェスティーとグラースタークの全兄弟のクロスあり
1800m
1着
父デュランダル
母父デインヒル
母母父トウショウボーイ
2着
父シンボリクリスエス
母父サンデーサイレンス
母母父ルファブリュー
3着
父フジキセキ
母父サドラーズウェルズ
母母父ブラッシンググルーム
2200m
1着
父グラスワンダー
母父サドラーズウェルズ
母母父ダルシャーン
2着
父グランデラ
母父サンデーサイレンス
母母父ミスタープロスペクター
3着
父シンボリクエリスエス
母父カーリアン
母母父デザートワイン
2000m
1着
父アドマイヤマックス
母父ビーマイゲスト
母母父エラマナモラ
2着
父フレンチデピュティ
母父ミスタープロスペクター
母母父ニジンスキー
3着
父デビルヒズデュー
母父サマースコール
母母父カロ
1200m
1着
父サクラバクシンオー
母父ベーリング
母母父ニニスキ
2着
父サクラバクシンオー
母父ダンスインザダーク
母母父ノーザンテースト
前半の3レースの勝ち馬にはダンチヒが含まれていた。そして宝塚記念と同じ舞台の2200mではダンチヒの血を持つ馬の1,2。そしてリボーも活躍。
3Rの3着ゴットラウディーはリボー系ヒスマジェスティーとグラースタークのクロス。7Rの1着トシザマキも母父デインヒルでダンチヒ×リボー系。9Rの1着シゲルリジチョウは父グラスワンダーでロベルト×ダンチヒ×リボー系。
今書いた好走血統を両方とも含むグラスワンダー産駒には注意。これは宝塚記念に限らず阪神の芝のレースで注目です。
他に注目の血統はノーザンテースト。
3Rではステイゴールド(母母父がノーザンテースト)産駒、7Rではデュランダル(母父ノーザンテースト)産駒、10Rでは父アドマイヤマックス(母父がノーザンテースト)産駒、12Rではサクラバクシンオー(母父ノーザンテースト)産駒が好走。2200mのレースでは好走した馬が出なかったが、そのほかのレースでは好走馬を出していることから注目。
ニジンスキー、ロベルトを含んでいる馬も注目。最終週ということでパワーが居る馬場になっている。シンボリクリスエス、グラスワンダー産駒が好走していたのはロベルトの関係。
サドラーズウェルズ、グレイソヴリン系も先週あたりから好走しているから注目。
注目血統が多いが、まとめると。
・ダンチヒ、リボーは注目の血統
・母系にノーザンテーストを持っている種牡馬の産駒に注目
・ニジンスキー、ロベルトのパワー血統
・サドラーズウェルズ、トニービンのスタミナ血統も注目
血統から注目の馬は
アーネストリー
父グラスワンダー(ロベルト、ダンチヒ、リボー)
母父トニービン
母母父ノーザンテースト
ビートブラック
父ミスキャスト(サンデー×トニービン)
母父ブライアンズタイム(ロベルト×リボー)
この2頭はとにかく好走血統に合致しているため注目。
ルーラーシップ、フォゲッタブルの兄弟も母父トニービン、母母父ノーザンテーストのため注目。
逆に全く今の好走血統に合致していないと思われるのは
ローズキングダム
トゥザグローリー
アサクサキングス
シンゲン
エイシンフラッシュ
父キングマンボ系の好走が最終の3着の馬しか居ないので好走血統としていないためこのようになっている。
エイシンフラッシュは母がヨーロッパ系のスタミナ血統のため、サドラーズウェルズやトニービンと同じような血統であるので合致していると言えばしている。
枠順を見て気になるのは1枠と8枠に社台以外の馬が追いやられたなということ。16頭中12頭が社台の馬のためすこしくらい傾向のようなものはでるが、これは極端。ノーズヒルズが3頭だしにも関わらず、1枠に1頭と8枠に2頭というのも不自然。そして池江厩舎5頭だしの内3頭が7,8枠に入るというのもなにかを思わせる。そしてさらにサンデーRが真ん中で3頭並んでいる。
去年と同じ枠にはいったブエナビスタが今年もノーザンファームが一番勝たせたい馬というのはわかる。そしてキャプテントゥーレが回避してのは社台Fがエイシンフラッシュ、アサクサキングス、ハートビートソング、シンゲンで十分勝負になると思ってのことだとも考えられる。
宝塚記念検討3
今回は脚質に関して。
阪神2200mということで内回りで開催されます。
イメージ的には先行した馬が押し切って、差し追い込み馬は届かない印象をもたれると思いますが、逆です。上がり速い馬が勝っています。
06年の京都開催を除く過去10年で行われた9回の上がり3位以内と4位以下の馬の成績は
1〜3位
(7−7−5−15)
4位以下
(2−2−4)
上がり上位の馬が連対馬のほとんどを占めている。先行して押し切れるのは3着まで。
4位以下で連対した4頭は
エイシンデピュティ
メイショウサムソン
タップダンスシチー
シルクフェイマス
エイシンデピュティは父フレンチデピュティで重馬場の鬼と言える種牡馬。エイシンデピュティもエプソムC,金鯱賞はともにやや重で勝利し、宝塚記念は重馬場。
メイショウサムソンは天皇連対馬であり、宝塚記念も上がりは4位。しかも4角で2番手から上がり4位で上がっている。勝ち馬アドマイヤムーンも4角6番手から上がり1位のため2頭が抜けていたと考えられるが、他の上がり上位の馬は4角で10番手以降。メイショウサムソンの父オペラハウスも重馬場が得意な種牡馬。メイショウサムソン、テイエムオペラオーで2回づつ連対を輩出しているということからも梅雨の時期には強い血統と言える。
タップダンスシチーは前年JCで9馬身差圧勝をしていた馬で、前走金鯱賞勝ち。そして父がリボー系。
シルクフェイマスは当年の京都記念を勝っていて、天皇賞春好走馬。
上がり上位でなくても連対できる馬は
血統的にプラスであることかなりの実績が必要であると言える。
上がり上位の馬を見つけるのは大変だが、まず目安は前走上がり3位以内の馬。もちろん今回も上がり上位の脚を使う可能性が高い。
前走上がり3位以内の馬は
ルーラーシップ
エイシンフラッシュ
ブエナビスタ
トーセンジョーダン
ダノンヨーヨー
トレイルブレイザー
あと前走は3位以内ではなかったが、それまでは3位以内の脚を使えていた馬が
ドリームジャーニー
ローズキングダム
トゥザグローリー
これらの馬から上がり3位以内の馬が出る可能性が高い。
勝ち馬に限れば上がり2位以内の馬か逃げた馬。そういった馬のみ頭でねらう。
次に血統ですが、土曜の傾向はまた夜に検討します。
過去の宝塚記念の好走している血統は
リボー
タップダンスシチーは父リボー系だが、過去の好走馬にはリボーは含まれていた。
10年
ナカヤマフェスタ
母父がリボー系
母系にリボー系の種牡馬ヒズマジェスティーのクロス
アーネストリー
父グラスワンダーの母系にリボー(本馬から見て父母母父がリボー系)
ディープスカイ
母母父がリボー系
08年
3着内の馬にリボーは含まれていないが、4着に12番人気のサクラメガワンダー
07年
アドマイヤムーン
父エンドスウィープの父フォーティナイナーの母系にリボー系
06年
バランスオブゲーム
母父がリボー系
04年
タップダンスシチー
父リボー系
03年
タップダンスシチー
父リボー系
02年
ダンツフレーム
父ブライアンズタイムの母父がリボー系
母系にもリボー
01年
なし
01年と08年は3着内の馬を出すことはできませんでしたが、5代前くらいまで遡りリボーが含まれていればここではプラスとなりそうです。
今回のメンバーでリボーが含まれているのは
アーネストリー(父グラスワンダー)
ダノンヨーヨー(母父フォーティナイナー)
ビートブラック(母父ブライアンズタイム)
トレイルブレイザー(母父フォーティナイナー)
そしてもう一つ。ディクタスもこの時期好走する。ステイゴールドやサッカーボーイなどに含まれている血統。梅雨の時期になると好走が期待できる血統。
03年は連対圏を占拠。ここ2年もステイゴールド産駒が激走。
のみ。
宝塚記念検討2
パソコンが完全復帰しました。どうやら設定がいつの間にか変わってしまっていたようで・・・・
宝塚記念に出走してくる馬のローテについてみていきます。
こんな感じで分けるといいですかね。
まず天皇賞組ですが、最近は少なくなっていましたが、今年は5頭もいますね。
過去10年の天皇賞春から直行の馬の成績は
(4−6−1−26)
と半数の連対馬を出しています。
宝塚記念で好走した馬の天皇賞での成績は
1着
メイショウドトウ 2着
ヒシミラクル 1着
ディープインパクト 1着
ドリームジャーニー 3着
2着
テイエムオペラオー 1着
シルクフェイマス 3着
ハーツクライ 5着
ナリタセンチュリー 13着
メイショウサムソン 1着
メイショウサムソン 2着
3着
リンカーン 13着
1着になるのは天皇賞で3着内、連対まで広げても5着以内が条件と言える。ナリタセンチュリーは前年の京都記念以来、1年以上のぶっつけで出走し、13着は当然。休み明けを叩いて宝塚記念で好走。3着に来たリンカーンも惨敗からの巻き返しだが、前年の有馬記念で2着。
今年の天皇賞春から出走してくる馬は
エイシンフラッシュ 2着
ナムラクレセント 3着
ビートブラック 7着
ローズキングダム 11着
トゥザグローリー 13着
エイシンフラッシュ、ナムラクレセントは1着まで狙える。あとの3頭のうち、リンカーンやナリタセンチュリーのように巻き返しが可能なのはトゥザグローリーのみ。有馬記念僅差の3着、京都記念1着の実績は過去の2頭に匹敵する。ただトゥザグローリーも京都記念は56㎏だし、有馬記念は連対馬が強いが、3着馬となると、過去10年で前年の有馬記念3着馬が宝塚記念に出走してきた場合
(0−0−0−5)
ロブロイ、リンカーンも前年有馬記念で連対したときは宝塚でも好走しているが、3着の時は負けている。
(2‐0‐2‐11)
これも細かく見ていくと。宝塚記念の成績別に、前走の成績を書いていくと
安田記念組は2着の馬が活躍している。58㎏を克服し、根幹距離では少し足りない、余力の面で余裕があるという3つのプラスの条件を満たしていると言えます。逆に安田記念の勝ち馬は3頭でてどの馬も惨敗しています。
アグネスデジタル、ツルマルボーイ、ダイワメジャー。
ツルマルボーイは宝塚記念で2着が2回ありながらも、安田記念で勝った年は6着。アグネスデジタル、ダイワメジャーはG1を複数勝つような名馬だが、どちらも二桁着順。
バランスオブゲームは非根幹距離の実績がすごい。
宝塚記念までの非根幹距離の重賞の成績は(5−2−0−3)。着外の3回は菊花賞5着と毎日王冠4着と宝塚記念11着。掲示板を外したのは1回だけ。しかも宝塚記念で好走した年はディープインパクトが出走していた年で、13頭立て。やや重で逃げての前残り。かなり恵まれていたのと、非根幹距離の実績が抜群ということが重なって実現した好走。しかも惨敗した安田記念は中山記念以来の休み明け。
今年はダノンヨーヨーが安田記念から出走。10着からの参戦。非根幹距離の重賞実績もなく、距離実績もない。
次に金鯱賞。過去10年の成績は
(2−3−3−25)
2着
ツルマルボーイ 1着
ツルマルボーイ 2着
サクラメガワンダー 1着
3着
タップダンスシチー 1着
インティライミ 7着
アーネストリー 1着
インティライミ以外の馬は皆連対馬。しかもほとんどが勝ち馬。過去10年で金鯱賞の勝ち馬は宝塚記念に8頭出走して6頭が好走。凡走したのは
01年ミッキーダンス 10番人気12着
05年タップダンスシチー 1番人気7着
ミッキーダンスは金鯱賞を勝ったにも関わらず10番人気。そして、58㎏以上での実績が全くなかった。
タップダンスは金鯱賞を3連覇した年だが、すでに8歳。58㎏を背負って好走を望むのはさすがのタップダンスでも厳しい年齢。
つまり、若い馬が金鯱賞を勝ち、上位人気に支持されれば好走はほぼ期待できると言ってもいい。
逆に連対せず3着内に来たのはインティライミ1頭のみ。この馬は3歳時に京都新聞杯2200mを勝っていた。京都記念と同じ舞台の重賞を勝っているところから非根幹距離の適性があったのだろうと推測できる。
今年の金鯱賞から出走してくるメンバーは
ルーラーシップ 1着
アーネストリー 3着
ホワイトピルグリム 4着
ルーラーシップは4歳馬で1番人気もありえる馬。1着と着外を繰り返すムラのある成績は気になるが、有力であることに変わりない。
そしてこの馬のプラス条件としてはエアグルーヴの産駒には非根幹距離に適性のあるうまが多いこと。
アドマイヤグルーヴ 牝馬3冠(すべて根幹距離)は1番人気に押されるも勝てず、非根幹距離G1エリザベス女王杯(2200m)を2勝3着1回
母エアグルーヴは根幹距離に強い馬だったのに、子供は非根幹距離巧者が生まれてきているのです。そして前走58㎏を克服できていますので好走の可能性は高いです。
アーネストリーは去年の金鯱賞の覇者ですが、58㎏のG1で宝塚記念、天皇賞秋でどちらも3着ですので克服はできると思います。他にプラス条件があれば今年も有力でしょう。
ホワイトピルグリムは金鯱賞では毎年のように走りますが、調子がいいのは5月だけ。インティライミのような実績もないのでさすがにここでは荷が重い。
目黒記念から参戦の馬は過去10年で
(0‐0‐2‐23)
となっており、3着が限度です。
基本的に1着馬しか来ません。
ポップロックはかなりプラス材料がありました。
前年有馬記念連対
当年京都記念58㎏で2着
前走58.5㎏を背負い勝利
ホットシークレットは0.6秒差をつけレコード勝ちしていましたが、宝塚記念1,2着がテイエムオペラオー、メイショウドトウなのでしょうがないとして、他のメンバーが
ダービー7着から参戦のダービーレグノ
大阪杯を勝つもそれ以来のぶっつけのトーホウドリーム
ドバイで勝利後ぶっつけのステイゴールド
エプソムC(G3)から参戦のアドマイヤカイザー
目黒記念で負かしたマックロウ
金鯱賞で勝つも人気の上がらないミッキーダンス
ミッキーダンスに負けていたダイワテキサス
天皇賞で8着に敗れていたエアシャカール
と他のメンバーにそれ以上にマイナス要素があったということ。
今年の目黒記念から参戦の馬は
ハートビートソング 2着 56㎏
トレイルブレイザー 4着 54㎏
フォゲッタブル 12着 57.5㎏
イコピコ 14着 57.5㎏
勝ち馬は出てこないし、他のメンバーも強力。今回は目黒記念組はいらないと結論付けられる。
その他の路線組は
(2‐1‐2‐32)
1着
アドマイヤムーン 前走香港G1で3着 前々走ドバイデューティーフリー1着
ナカヤマフェスタ 前走OP特別1着
2着
ブエナビスタ 前走ヴィクトリアマイル1着 前々走ドバイシーマ2着
3着
ローエングリン 前走OP特別1着 前々走OP特別(阪神2200m)1着、3歳馬で古馬と5㎏差
去年は別路線組の1,2だが、基本的に1着か海外から参戦の馬。
ブエナビスタ、ロブロイ、アドマイヤムーンは他にもプラス条件あり。
ブエナ、ムーンは京都記念勝ち馬、ロブロイは休み明けだが、前年有馬記念勝ち馬。
ローエングリンはメンバーが弱かったのもあるが、前々走で同じ条件で5圧勝経験があった。古馬と5㎏もらっているのもプラス材料。
ナカヤマフェスタは非根幹距離の重賞2勝、血統がプラス条件。
今回の別路線組は
アサクサキングス 10年阪神大賞典4着
シンゲン 10年JC12着
ドリームジャーニー 11年大阪杯9着
トーセンジョーダン 11年AJCC1着
ブエナビスタ 11年ヴィクトリアマイル2着
ブエナビスタは去年より余裕があるローテだし、きのう書いたとおり、買わないのは無謀。
他の4頭は休み明けのため厳しいと見れる。
しかし、トーセンジョーダンは非根幹距離のG2を2勝。ドリームジャーニーは宝塚、有馬を勝っている通り非根幹距離に強い馬。ただ、7歳という年齢も気になる。
宝塚記念検討1
パソコンが急に復帰できたため、今のうちに宝塚記念について書いていきます。
去年的中できているので、まずは去年書いたことから復習していこうと思います。
去年までのデータです。
定量が58kgになった96年から調べてみました。そして06年のディープインパクトが勝った年は京都開催なので過去13年分のデータです。
頭数14頭以下のとき1番人気
(6−3−1−0)
頭数15頭以上のとき1番人気
(1−0−0−4)
季節的にG1では珍しくフルゲートになることが少なく、頭数による違いがはっきり出ています。頭数が14頭以下のとき1番人気を無視するのは無謀ですね。15頭以上のときの勝ち馬はタップダンスシチーで他の馬の影響を受けにくい逃げ・先行の馬なので自分のレースに徹することが出来れば1番人気の馬はかえるということになります。内回りなので差し・追込の人気馬は自分の型を崩す必要があるんですかね。
枠順別の成績
1枠(1−1−3)
2枠(0−1−0)
3枠(3−1−1)
4枠(0−4−2)
5枠(2−4−4)
6枠(6−1−0)
7枠(0−1−1)
8枠(2−1−3)
これも頭数によって変わりますが、真ん中くらいの枠の成績がいいですね。6枠から4,5枠に流せば当たりそうなデータですね。
馬番別の成績
1番(1−1−3)
2番(0−1−0)
3番(2−0−0)
4番(0−5−0)
5番(1−0−3)
6番(1−1−2)
7番(0−1−1)
8番(2−1−1)
9番(3−3−0)
10番(1−0−1)
11番(1−0−1)
12番(0−0−0)
13番(1−0−1)
14番(0−0−0)
15番(1−0−0)
16番(0−0−1)
17番(0−1−0)
18番(0−0−0)
外枠は数が少ないですが、やはり個々でみても真ん中くらいの枠がいいですね。気になるのは4番枠。2着が5回もあるんですね。しかも1,3着は0。なかなか面白いデータですね。
父サンデー系
(3−8−8−46)
母父サンデー
(1−1−1−9)
父サンデー系はあまり他のG1と比べて勝率が高くないですね。勝ったサンデー系はドリームジャーニー、マーベラスサンデー、サイレンススズカです。悲願のG1といった感じのイメージが強いですね。
母父サンデーは数が少ないですが、父サンデー系よりは率が高いです。勝ったのはアドマイヤムーン(父エンドスイープ)です。
そしてこれが今回1番気になるデータです。
連覇した馬はいない。
前年の勝ち馬の成績は
00年グラスワンダー 6着
01年テイエムオペラオー 2着
05年タップンダンスシチー 7着
となってます。2番人気、1番人気、1番人気でこの成績ですので、いくら人気でも少し疑ったほうがいいかもしれません。
頭数に関しては今年はフルゲート確実ですので、1番人気はすこし疑った方がいいのかもしれません。今年もブエナビスタでしょうか?
また前年の有馬記念連対馬が活躍するレースですが、去年までのデータを加味すると
(4−2−4−5)
ブエナビスタ2着、ドリームジャーニー4着ですのでこういった成績になります。
細かく見てみると有馬記念後のローテは
1着
2着
ブエナビスタ 京都記念 1着 ドバイシーマ2着 Vマイル 1着
3着
ゼンノロブロイ 休み明け
ポップロック 京都記念 2着 ドバイシーマ6着 目黒記念 1着
着外
シンボリクリスエス 休み明け
今年の出走馬の中で前年の有馬記念連対馬はブエナビスタのみですが、
ドバイWC 8着 Vマイル2着
ドバイで初の惨敗をしてしまいましたが、牝馬限定G1とはいえG1で連対しています。前走G1連対している、前年の有馬記念連対馬は過去4頭しかいませんが、みな連対しています。今年も有力馬であることに変わりはありません。
しかし、ブエナビスタの不安材料としては非根幹距離のG1と縁がないことです。
09年エリザベス女王杯 3着
09年有馬記念 2着
10年宝塚記念 2着
10年有馬記念 2着
人気を背負いながらも、勝ちきれない成績です。ただ3着いまだに日本のレースでは3着内を外していませんし、全く来れないデータさえなければ買い、軸でいいでしょう。ただ、マルチで買うか、馬連、ワイドで買う方がいいでしょうね。
宝塚記念は非根幹距離のレースですが、年明けの非根幹距離のG2で2200mの京都記念の連対馬には注目です。
しかし、京都記念で連対していても活躍できなかった馬がいます。
アドマイヤオーラ
アドマイヤフジ
マチカネキンノホシ
ユウトウセイ
まず下の2頭は京都記念で56kgを背負っていたことが挙げられます。宝塚記念は58㎏を背負いますのでリンクしなくなるのでしょう。
上の4頭は57kg以上を背負っていましたが、マチカネキンノホシ、アドマイヤオーラはG2で掲示板にも乗れない敗退。ユウトウセイは大阪杯以来2カ月半ぶり。アドマイヤフジは京都記念で前記したアドマイヤオーラに0.2秒差の差をつけられて負けていて、2着とは言っても差をつけられている。
のみ。当馬は京都記念を圧勝しているが、56kgを背負ってのもの。前年の有馬記念でも僅差の3着と活躍しているので非根幹距離の適性はあると思う。他の条件を見て決めるのがいいと思う。