宝塚記念検討 2013年 2

少頭数の上、オルフェーヴルも肺出血で回避。

登録前に回避になっていればもう少し頭数が増えていたかもしれませんね。それほど他の陣営も強いと感じているでしょう。

出走してくれば本命にしている予定でしたので、荒れる要素が増えたということでしっかりと検討していきましょう。

今回は血統について。

前回ダービー馬の産駒は勝ったことがないと書きました。

阪神内回り2200m、梅雨時期の開催、暑くなり始めの季節ということで、スタミナ、底力が必要となります。

ここで重要な血統は

ノーザンテースト

・リボー

・ディクタス

・ロベルト

過去の好走馬の該当馬を見ていきましょう。

12年
1着 オルフェーヴル
ステイゴールド(母父ディクタス、母母父ノーザンテースト
母母父ノーザンテースト
ノーザンテースト3×4のクロス

2着 ルーラーシップ
母母父ノーザンテースト

3着 ショウナンマイティ
マンハッタンカフェ(母父リボー系)
母母父アレッジド(リボー系)
アレッジドの3×4のクロス

11年
1着 アーネストリー
グラスワンダー(父ロベルト系、母母父リボー系)
母母父ノーザンテースト

10年
1着 ナカヤマフェスタ
ステイゴールド(上述参考)
母父タイトスポット(リボー系)
母系にリボー4×6のクロス

3着 アーネストリー
上述参考

09年
1着 ドリームジャーニー
オルフェーヴルの全兄

2着 サクラメガワンダー
グラスワンダー(上述参考)
母母父ノーザンテースト

3着 ディープスカイ
母母父キートゥザミント(リボー系)

08年
3着 インティライミ
母父ノーザンテースト

07年
1着 アドマイヤムーン
父エンドスイープ(父母父リボー系)

06年京都開催のため今回は除外

05年
1着 スイープトウショウ
父エンドスイープ(上述参考)

04年
1着 タップダンスシチー
プレザントタップ(リボー系)

2着 シルクフェイマス
母母父ロベルト

03年
1着 ヒシミラクル
サッカーボーイ(ディクタス産駒)

2着 ツルマルボーイ
母父サッカーボーイ(上述参考)

3着 タップダンスシチー
上述参考
過去10年さかのぼりましたが、27頭中16頭が該当していました。

該当していないのは
ブエナビスタ
エイシンフラッシュ
エイシンデピュティ
メイショウサムソン
ポップロック
ハーツクライ
ゼンノロブロイ
リンカーン

ブエナビスタエイシンフラッシュメイショウサムソンはクラシック馬
ハーツクライゼンノロブロイはダービー2着
リンカーン菊花賞2着、有馬記念2着
ポップロック有馬記念2着
とG1馬またはG1級の力を示していた馬ばかり。

エイシンデピュティは当日の雨の影響でフレンチデピュティの血が騒いだこと。リンクする金鯱賞の勝ち馬。大阪杯ダイワスカーレットの2着。

血統以上に力がある馬たちばかりでした。

今回の出走馬で上に書いた4つの血統を含んでいる馬は
ゴールドシップ(父ステイゴールド
スマートギア(母母父ノーザンテースト
タニノエポレット(グラースタークの5×5のクロス。ただ、リボーが5代内が理想)
ナカヤマナイト(父ステイゴールド
ヒットザターゲット(母母母父ノーザンテースト
フェノーメノ(父ステイゴールド、母系にリボー5×5クロス)
ローゼンケーニッヒ(父シンボリクリスエスの父がロベルト系)

血統面で評価が一番高いのがフェノーメノ天皇賞春はクラブ馬が勝てない歴史があり、オルフェーブルでも勝てなかったが、見事1着。ダービー2着ということで非根幹距離の適正もありそう。

ダービーの2着馬は非根幹距離の適正をもった馬が多い。というより根幹距離では少し足りない馬という認識。
宝塚記念でも
インティライミ
ハーツクライ
ゼンノロブロイ
ダンツフレーム
エアダブリン
ビワハヤヒデ
が好走している。去年ウインバリアシオンも4着まで追い上げた。一昨年もローズキングダムが4着まで。

今回の出走馬でダービー2着馬はフェノーメノのみ。フェノーメノはダービー2着、天皇賞秋2着の実績。さらに血統面が合致しているとなればここは買いですかね。

前走勝っていなければ本来オルフェーヴルと2頭で儲けることができたのですが・・・


天皇賞春で初G1勝利を挙げた馬の宝塚記念成績は
(0-0-0-4)

ビートブラック 9着
ジャガーメイル 8着
マイネルキッツ 7着
メジロブライト 11着

データとしては少ないが、散々な結果。フェノーメノ自身は3歳時距離が長いということで菊花賞を回避し天皇賞秋へ。と思えば今年天皇賞春に出走。どちらかといえばスピードタイプの馬で、中距離馬。前走輸送をクリアしたのは大きいか。メジロブライトも2歳時から活躍して、ダービー3着、菊花賞3着の実績を持ちながら惨敗。メジロブライトと同等、あるいは上といえる実績です。

セントライト記念日経賞を勝っているということで、非根幹距離実績も十分です。

最近のステイゴールド産駒の活躍はいまさらいうまでもなくすごいもので、非根幹距離G1(有馬、宝塚、菊花賞、エリザベス)でとてつもないことになっています。

有馬記念
12年1,2着 11年1着 09年1着 08年4着(7番人気)

宝塚記念
12年1着 10年1着 09年1着

菊花賞
12年1着 11年1着

エリザベス
12年4着(15番人気)