宝塚記念検討2

パソコンが完全復帰しました。どうやら設定がいつの間にか変わってしまっていたようで・・・・

宝塚記念に出走してくる馬のローテについてみていきます。

天皇賞
安田記念
金鯱賞
目黒記念
・その他

こんな感じで分けるといいですかね。

まず天皇賞組ですが、最近は少なくなっていましたが、今年は5頭もいますね。

過去10年の天皇賞春から直行の馬の成績は

(4−6−1−26)

と半数の連対馬を出しています。

宝塚記念で好走した馬の天皇賞での成績は
1着
メイショウドトウ 2着
ヒシミラクル 1着
ディープインパクト 1着
ドリームジャーニー 3着

2着
テイエムオペラオー 1着
シルクフェイマス 3着
ハーツクライ 5着
ナリタセンチュリー 13着
メイショウサムソン 1着
メイショウサムソン 2着

3着
リンカーン 13着

1着になるのは天皇賞で3着内、連対まで広げても5着以内が条件と言える。ナリタセンチュリーは前年の京都記念以来、1年以上のぶっつけで出走し、13着は当然。休み明けを叩いて宝塚記念で好走。3着に来たリンカーンも惨敗からの巻き返しだが、前年の有馬記念で2着。

今年の天皇賞春から出走してくる馬は

エイシンフラッシュ 2着
ナムラクレセント 3着
ビートブラック 7着
ローズキングダム 11着
トゥザグローリー 13着

エイシンフラッシュナムラクレセントは1着まで狙える。あとの3頭のうち、リンカーンナリタセンチュリーのように巻き返しが可能なのはトゥザグローリーのみ。有馬記念僅差の3着、京都記念1着の実績は過去の2頭に匹敵する。ただトゥザグローリー京都記念は56㎏だし、有馬記念は連対馬が強いが、3着馬となると、過去10年で前年の有馬記念3着馬が宝塚記念に出走してきた場合

(0−0−0−5)

ロブロイ、リンカーンも前年有馬記念で連対したときは宝塚でも好走しているが、3着の時は負けている。

次に安田記念安田記念から出走の馬の成績は

(2‐0‐2‐11)

これも細かく見ていくと。宝塚記念の成績別に、前走の成績を書いていくと

1着
ダンツフレーム 2着
スイープトウショウ 2着

3着
バランスオブゲーム 17着
ディープスカイ 2着

安田記念組は2着の馬が活躍している。58㎏を克服し、根幹距離では少し足りない、余力の面で余裕があるという3つのプラスの条件を満たしていると言えます。逆に安田記念の勝ち馬は3頭でてどの馬も惨敗しています。
アグネスデジタルツルマルボーイダイワメジャー
ツルマルボーイ宝塚記念で2着が2回ありながらも、安田記念で勝った年は6着。アグネスデジタルダイワメジャーはG1を複数勝つような名馬だが、どちらも二桁着順。
バランスオブゲームは非根幹距離の実績がすごい。
宝塚記念までの非根幹距離の重賞の成績は(5−2−0−3)。着外の3回は菊花賞5着と毎日王冠4着と宝塚記念11着。掲示板を外したのは1回だけ。しかも宝塚記念で好走した年はディープインパクトが出走していた年で、13頭立て。やや重で逃げての前残り。かなり恵まれていたのと、非根幹距離の実績が抜群ということが重なって実現した好走。しかも惨敗した安田記念中山記念以来の休み明け。

今年はダノンヨーヨー安田記念から出走。10着からの参戦。非根幹距離の重賞実績もなく、距離実績もない。

次に金鯱賞。過去10年の成績は

(2−3−3−25)

天皇賞春に次ぐ成績。
宝塚記念の着順別に分けていくと

1着
タップダンスシチー 1着
エイシンデピュティ 1着

2着
ツルマルボーイ 1着
ツルマルボーイ 2着
サクラメガワンダー 1着

3着
タップダンスシチー 1着
インティライミ 7着
アーネストリー 1着

インティライミ以外の馬は皆連対馬。しかもほとんどが勝ち馬。過去10年で金鯱賞の勝ち馬は宝塚記念に8頭出走して6頭が好走。凡走したのは

01年ミッキーダンス 10番人気12着
05年タップダンスシチー 1番人気7着

ミッキーダンス金鯱賞を勝ったにも関わらず10番人気。そして、58㎏以上での実績が全くなかった。

タップダンスは金鯱賞を3連覇した年だが、すでに8歳。58㎏を背負って好走を望むのはさすがのタップダンスでも厳しい年齢。

つまり、若い馬が金鯱賞を勝ち、上位人気に支持されれば好走はほぼ期待できると言ってもいい。

逆に連対せず3着内に来たのはインティライミ1頭のみ。この馬は3歳時に京都新聞杯2200mを勝っていた。京都記念と同じ舞台の重賞を勝っているところから非根幹距離の適性があったのだろうと推測できる。

今年の金鯱賞から出走してくるメンバーは

ルーラーシップ 1着
アーネストリー 3着
ホワイトピルグリム 4着

ルーラーシップは4歳馬で1番人気もありえる馬。1着と着外を繰り返すムラのある成績は気になるが、有力であることに変わりない。
そしてこの馬のプラス条件としてはエアグルーヴの産駒には非根幹距離に適性のあるうまが多いこと。

アドマイヤグルーヴ 牝馬3冠(すべて根幹距離)は1番人気に押されるも勝てず、非根幹距離G1エリザベス女王杯(2200m)を2勝3着1回

フォゲッタブル 菊花賞(3000m)で連対。

エアグルーヴは根幹距離に強い馬だったのに、子供は非根幹距離巧者が生まれてきているのです。そして前走58㎏を克服できていますので好走の可能性は高いです。

アーネストリーは去年の金鯱賞の覇者ですが、58㎏のG1で宝塚記念天皇賞秋でどちらも3着ですので克服はできると思います。他にプラス条件があれば今年も有力でしょう。
ホワイトピルグリム金鯱賞では毎年のように走りますが、調子がいいのは5月だけ。インティライミのような実績もないのでさすがにここでは荷が重い。

目黒記念から参戦の馬は過去10年で

(0‐0‐2‐23)

となっており、3着が限度です。

3着
ポップロック 1着
ホットシークレット 1着

基本的に1着馬しか来ません。

ポップロックはかなりプラス材料がありました。
前年有馬記念連対
当年京都記念58㎏で2着
前走58.5㎏を背負い勝利

ホットシークレットは0.6秒差をつけレコード勝ちしていましたが、宝塚記念1,2着がテイエムオペラオーメイショウドトウなのでしょうがないとして、他のメンバーが

ダービー7着から参戦のダービーレグノ
大阪杯を勝つもそれ以来のぶっつけのトーホウドリーム
ドバイで勝利後ぶっつけのステイゴールド
エプソムC(G3)から参戦のアドマイヤカイザー
目黒記念で負かしたマックロウ
金鯱賞で勝つも人気の上がらないミッキーダンス
ミッキーダンスに負けていたダイワテキサス
天皇賞で8着に敗れていたエアシャカール

と他のメンバーにそれ以上にマイナス要素があったということ。

今年の目黒記念から参戦の馬は

ハートビートソング 2着 56㎏
トレイルブレイザー 4着 54㎏
フォゲッタブル 12着 57.5㎏
イコピコ 14着 57.5㎏

勝ち馬は出てこないし、他のメンバーも強力。今回は目黒記念組はいらないと結論付けられる。

その他の路線組は

(2‐1‐2‐32)

1着
アドマイヤムーン 前走香港G1で3着 前々走ドバイデューティーフリー1着
ナカヤマフェスタ 前走OP特別1着

2着
ブエナビスタ 前走ヴィクトリアマイル1着 前々走ドバイシーマ2着

3着
ローエングリン 前走OP特別1着 前々走OP特別(阪神2200m)1着、3歳馬で古馬と5㎏差

ゼンノロブロイ 前走有馬記念1着 前々走JC1着

去年は別路線組の1,2だが、基本的に1着か海外から参戦の馬。

ブエナビスタ、ロブロイ、アドマイヤムーンは他にもプラス条件あり。
ブエナ、ムーンは京都記念勝ち馬、ロブロイは休み明けだが、前年有馬記念勝ち馬。

ローエングリンはメンバーが弱かったのもあるが、前々走で同じ条件で5圧勝経験があった。古馬と5㎏もらっているのもプラス材料。
ナカヤマフェスタは非根幹距離の重賞2勝、血統がプラス条件。

今回の別路線組は

アサクサキングス 10年阪神大賞典4着
シンゲン 10年JC12着
ドリームジャーニー 11年大阪杯9着
トーセンジョーダン 11年AJCC1着
ブエナビスタ 11年ヴィクトリアマイル2着

ブエナビスタは去年より余裕があるローテだし、きのう書いたとおり、買わないのは無謀。
他の4頭は休み明けのため厳しいと見れる。
しかし、トーセンジョーダンは非根幹距離のG2を2勝。ドリームジャーニーは宝塚、有馬を勝っている通り非根幹距離に強い馬。ただ、7歳という年齢も気になる。