宝塚記念検討3

今回は脚質に関して。

阪神2200mということで内回りで開催されます。

イメージ的には先行した馬が押し切って、差し追い込み馬は届かない印象をもたれると思いますが、逆です。上がり速い馬が勝っています。


06年の京都開催を除く過去10年で行われた9回の上がり3位以内と4位以下の馬の成績は

1〜3位
(7−7−5−15)

4位以下
(2−2−4)

上がり上位の馬が連対馬のほとんどを占めている。先行して押し切れるのは3着まで。
4位以下で連対した4頭は

エイシンデピュティ
メイショウサムソン
タップダンスシチー
シルクフェイマス

エイシンデピュティは父フレンチデピュティで重馬場の鬼と言える種牡馬エイシンデピュティもエプソムC,金鯱賞はともにやや重で勝利し、宝塚記念は重馬場。

メイショウサムソン天皇対馬であり、宝塚記念も上がりは4位。しかも4角で2番手から上がり4位で上がっている。勝ち馬アドマイヤムーンも4角6番手から上がり1位のため2頭が抜けていたと考えられるが、他の上がり上位の馬は4角で10番手以降。メイショウサムソンの父オペラハウスも重馬場が得意な種牡馬メイショウサムソンテイエムオペラオーで2回づつ連対を輩出しているということからも梅雨の時期には強い血統と言える。

タップダンスシチーは前年JCで9馬身差圧勝をしていた馬で、前走金鯱賞勝ち。そして父がリボー系。
シルクフェイマスは当年の京都記念を勝っていて、天皇賞春好走馬。


上がり上位でなくても連対できる馬は
血統的にプラスであることかなりの実績が必要であると言える。

上がり上位の馬を見つけるのは大変だが、まず目安は前走上がり3位以内の馬。もちろん今回も上がり上位の脚を使う可能性が高い。

前走上がり3位以内の馬は
ルーラーシップ
エイシンフラッシュ
ブエナビスタ
トーセンジョーダン
ダノンヨーヨー
トレイルブレイザー

あと前走は3位以内ではなかったが、それまでは3位以内の脚を使えていた馬が
ドリームジャーニー
ローズキングダム
トゥザグローリー

これらの馬から上がり3位以内の馬が出る可能性が高い。

勝ち馬に限れば上がり2位以内の馬か逃げた馬。そういった馬のみ頭でねらう。

次に血統ですが、土曜の傾向はまた夜に検討します。

過去の宝塚記念の好走している血統は

リボー

タップダンスシチーは父リボー系だが、過去の好走馬にはリボーは含まれていた。

10年
ナカヤマフェスタ
母父がリボー系
母系にリボー系の種牡馬ヒズマジェスティーのクロス

アーネストリー
グラスワンダーの母系にリボー(本馬から見て父母母父がリボー系)

09年
サクラメガワンダー
グラスワンダー

ディープスカイ
母母父がリボー系

08年
3着内の馬にリボーは含まれていないが、4着に12番人気のサクラメガワンダー

07年
アドマイヤムーン
エンドスウィープの父フォーティナイナーの母系にリボー系

06年
バランスオブゲーム
母父がリボー系

05年
スイープトウショウ
エンドスウィープ

04年
タップダンスシチー
父リボー系

03年
タップダンスシチー
父リボー系

02年
ダンツフレーム
ブライアンズタイムの母父がリボー系
母系にもリボー

01年
なし

01年と08年は3着内の馬を出すことはできませんでしたが、5代前くらいまで遡りリボーが含まれていればここではプラスとなりそうです。

今回のメンバーでリボーが含まれているのは
アーネストリー(父グラスワンダー
ダノンヨーヨー(母父フォーティナイナー
ビートブラック(母父ブライアンズタイム
トレイルブレイザー(母父フォーティナイナー

そしてもう一つ。ディクタスもこの時期好走する。ステイゴールドサッカーボーイなどに含まれている血統。梅雨の時期になると好走が期待できる血統。

10年
ナカヤマフェスタ
ステイゴールド

09年
ドリームジャーニー
ステイゴールド

03年
ヒシミラクル
サッカーボーイ

ツルマルボーイ
母父サッカーボーイ

03年は連対圏を占拠。ここ2年もステイゴールド産駒が激走。

今年は
ドリームジャーニー
ステイゴールド

のみ。