神戸新聞杯検討
ラップから
07年に外回りコースができてから2400ｍで施行されるようになったので過去3年分のデータで。
09年
12.6-10.8-12.1-12.5-12.3-12.2-12.7-12.4-12.1-11.3-11.5-11.7
35.5-37.0-37.2-34.5
08年
12.9-11.4-12.3-12.5-12.2-12.4-12.4-11.9-11.6-11.2-11.9-12.6
36.6-37.1-35.9-35.7
07年
12.5-10.8-12.2-11.7-11.6-12.5-12.8-12.8-12.4-11.4-11.4-12.6
35.5-35.8-38.0-35.4
どの3年も前半３Ｆより後半の３Ｆのほうが速いラップとなっている。ただ中間が緩む年と前半のラップを引き続いて速い年、ロングスパートのため後半の６Ｆのタイムが早くなっている年もある。
しかし、後半のほうが速くなることは毎年のことなのでそういったことを頭に入れておく必要がありそう。
次に3年分の上位3頭の血統を書いていきます。
09年
1着 イコピコ
生産 錦岡牧場
父マンハッタンカフェ
母父ジェイドロバリー（ミスプロ系）
母母父トニービン（ゲレイソヴリン系）
菊花賞4着
2着 リーチザクラウン
生産 社台ファーム
父スペシャルウィーク
母父シアトルスルー（ボールドルーラー系）
母母父ミスタープロスペクター
菊花賞5着
3着 セイウンワンダー
生産 筒井征文（ＪＲＡセール出身）
父グラスワンダー（ロベルト系）
母父サンデーサイレンス
母母父リアルシャダイ（ロベルト系）
菊花賞3着
08年
1着 ディープスカイ
生産 笠松牧場
父アグネスタキオン
母父チーフズクラウン（ダンチヒ系）
母母父キートゥザミント（リボー系）
次走天皇賞
2着 ブラックシェル
生産 ノーザンファーム
父クロフネ
母父ウイニングチケット（グレイソヴリン系）
母母父トウショウボーイ（テスコボーイ系）
ケガで離脱
3着 オウケンブルースリ
生産 ノーザンファーム
父ジャングルポケット（グレイソヴリン系）
母父シルバーデピュティ（ヴァイスリージェント系）
母母父ノーザンジョーヴ（ノーザンダンサー系）
菊花賞1着
07年
1着 ドリームジャーニー
生産 社台白老ファーム
父ステイゴールド
母父メジロマックイーン（パーソロン系）
母母父ノーザンテースト
菊花賞5着
2着 アサクサキングス
生産 社台ファーム
父ホワイトマズル（リファール系）
母父サンデーサイレンス
母母父What Luck（ボールドルーラー系）
菊花賞1着
3着 ヴィクトリー
生産 ノーザンファーム
父ブライアンズタイム（ロベルト系）
母父トニービン（グレイソヴリン系）
母母父サドラーズウェルズ（ノーザンダンサー系）
菊花賞16着
やはりローズSと似ていて社台生産の馬が活躍していますね。社台ではないのが
の3頭です。
ディープスカイはダービーとNHKマイルの２冠馬。セイウンワンダーは朝日杯FS勝ち、皐月賞３着、JRAのブリーズアップセール出身馬。
ディープスカイは力での勝利と考えていいでしょう。この馬以外は春のクラシックでどんぐりの背比べといった感じでしたから。
セイウンワンダーはJRAのセール出身ということで何かしらの恩恵はあるでしょう。ただこの馬もG１を勝っていますし、クラシックでも好走していました。
さぁ問題なのはというか上に書いた２頭には実績で劣るイコピコは血統的にあったとしかいえませんね。
たしかに去年の最後の足は際立っていました。その影響かその後まったくいいところがありませんが過剰に人気になってしまっています。ただこの馬もOPの白百合Sで勝っていますからね。３歳限定重賞なら力上位だったのでしょう。
今のコースで行われてからのデータしか書きませんでしたが、03年から急激に社台生産の馬が活躍していることがわかります。いかに03年以降の神戸新聞杯で3着内に来た社台関係の生産馬を書いていきます。
06年
1着 ドリームパスポート 菊花賞2着
3着 ソングオブウインド 菊花賞1着
※菊花賞3着も社台関係のアドマイヤメイン。神戸新聞杯で7着
05年
1着 ディープインパクト 菊花賞1着
2着 シックスセンス 菊花賞4着
3着 ローゼンクロイツ 菊花賞3着
※菊花賞2着も社台関係のアドマイヤジャパン。神戸新聞杯で5着
04年
1着 キングカメハメハ 神戸新聞杯を最後に引退
3着 ハーツクライ 菊花賞7着
※菊花賞1着デルタブルース、2着ホオキパウェーブが社台関係生産馬。どちらも神戸新聞杯には出走せず
03年
1着 ゼンノロブロイ 菊花賞4着
3着 ネオユニヴァース 菊花賞3着
※菊花賞1着ザッツザプレンティ、2着リンカーンも社台関係馬。どちらも神戸新聞杯にでて５，４着
毎年連対馬を出していて、04年以外は神戸新聞杯上位が本番でも活躍。神戸新聞杯で権利を取った組が勝てなくとも神戸新聞杯出走の社台関係の出走馬が勝つという状況になっています。09年に社台関係の馬（フォゲッタブルがハナ差負け）が久しぶりに勝てなかったということで今年は何がなんでも勝ちに来るのではないかと思います。
今年の登録馬で社台関係の生産馬は
エイシンフラッシュ
ローズキングダム
ネオヴァンドーム
レーヴドリアン
アドマイヤテンクウ
ネオポラリス
ワイズミューラー
この中で賞金的にもう菊花賞に出られそうな馬はエイシンフラッシュ、ローズキングダム、ネオヴァンドーム、レーヴドリアンですかね。ペルーサ、ヴィクトワールピサなど春の上位馬が今年は出てこないので賞金ラインは例年より下回りそうです。中でもダービーの上位2頭は実績でも抜けていますので神戸新聞杯で好走できなくとも菊花賞では注意が必要かなと。たたき台で使ってくるかもしれません。
逆に賞金的に足りていない馬3着内に来て菊花賞に出られる場合、オウケンブルースリ、ソングオブウインドのように本番で勝てる可能性を持っているということになります。
