セントウルS検討

さっそくセントウルSの検討していきます。

まずはラップから。

ラップ
00年
11.9−10.7−10.7−11.3−11.1−11.9
走破タイム1.07.9
後半+1.0秒

01年
12.1−10.6−10.9−11.0−11.3−12.2
走破タイム1.08.1
後半+0.9秒

02年
11.7−10.6−10.8−11.2−10.9−11.9
走破タイム1.07.1
後半+0.9秒

03年
11.8−10.5−11.1−11.1−11.4−11.9
走破タイム1.07.8
後半+1.0秒

04年
12.3−11.1−11.2−11.4−10.5−11.7
走破タイム1.08.2
後半−1.0秒

05年
12.2−10.8−10.9−11.0−11.2−12.2
走破タイム1.08.3
後半0.5秒

06年(中京開催)
12.0−10.2−11.1−11.7−12.0−11.6
走破タイム1.08.6
後半+2.0秒

07年
12.2−10.5−10.7−10.9−11.1−11.7
走破タイム1.07.1
後半+0.3秒

08年
12.2−10.6−10.7−10.7−11.3−11.8
走破タイム1.07.3
後半+0.3秒

09年
12.2−10.7−10.9−11.2−11.1−11.7
走破タイム1.07.8
後半+0.2秒

基本的に後半の方が時計がかかっている.しかし、ここ3年はその下がり具合が0.5秒以内になり平均的なラップとなっている.06年は中京開催なので今回の検討では除外する.阪神改修後から傾向が変わってきている.

過去3年の3着内の馬の血統を見てみる。

07年
1着 サンアディユ
フレンチデピュティ
母父カーリアンニジンスキー系)
母母父Youth(ヒムヤー系)

2着 カノヤサクラ
サクラバクシンオー
母父ウッドマン(ミスプロ系)
母母父サドラーズウェルズノーザンダンサー系)

3着 キンシャサノキセキ
フジキセキ
母父プレザントコロニー(リボー系)
母母父リファール(ノーザンダンサー系)

08年
1着 カノヤザクラ

2着 シンボリクラン
父グランドロッジ(ダンチヒ系)
母父リナミックス(リファール系)
母母父ニジンスキー

3着 スプリングソング
サクラバクシンオー
母父トニービン
母母父マルゼンスキーニジンスキー系)

09年
1着 アルティマトゥーレ
フジキセキ
母父トニービン
母母父リファール(ノーザンダンサー系)

2着 スリープレスナイト
クロフネ
母父ヌレイエフ(ノーザンダンサー系)
母母父ノノアルコニアークティック系)

3着 コスモベル
父フォーマルディナー(ボールドルーラー系)
母父Crusader Sword(ダマスカス系)
母母父Lt.Stevens(ナスルーラ系)

好調なのはサクラバクシンオー
3年間で(1−1−1)

そして目立つのがヨーロッパ系の血統。トニービンサドラーズウェルズ、ヌレイエフ、リファールとスタミナ血統を母系に含む馬が来ている.平均的なラップを刻むのでスタミナが必要ということか。そしてニジンスキー系を含む馬も来ているので少しパワーが必要なのでダート的ラップを刻んでいることが分かる.

サンデー系はフジキセキのみしか来ていない.フジキセキもパワーがある血統でカネヒキリを出したようにダートもいける血統.

まとめると
・ダートも走れる血統。ニジンスキーのようなパワー血統
・サンデーはフジキセキのようにダート馬を出している馬のみ
・母系にヨーロッパ系のスタミナ血統(ノーザンダンサー系のリファール、サドラー等)
サクラバクシンオーは母父にノーザンテーストを含んでいるため最後の踏ん張りが利くので得意な血統


今回のメンバーでは該当している馬は
・ヘッドライナー
サクラバクシンオー
母父ヌレイエフ
サンダルフォン
サクラバクシンオー
母父ジェイドロバリーミスプロ系)
・タマモナイスプレイ
フジキセキ
母父ノーザンテースト
母母父ディクタス(ゲインズボロー系)
・エーシネフダンズ
父フォレストリー
母父ダンチヒ
母母父ミスプロ
ダッシャーゴーゴー
サクラバクシンオー
母父ミスワキミスプロ系)
母母父キートゥザミント(リボー系)
ショウナンアルバ
ウォーエンブレムミスプロ系)
母父Great Commotio(ヌレイエフ系)
・スカイノダン
サクラバクシンオー
母父ワイルドアゲインニアークティック系)アメリカダート血統


といったところでしょうか。サクラバクシンオー産駒が多いため注目馬が多くなりました.

脚質

過去3年の通過順位は
07年
1着 1−2
2着 10−8
3着 7−7

08年
1着 4−5
2着 3−3
3着 1−1

09年
1着 3−2
2着 5−4
3着 2−2

開幕週というだけあって前が止まらず4角で5番手いないが目安。

勝ち馬はすべて上がり3Fが3位以内の馬.しかし、2,3着の馬は上がりが速い方でなく,先行してしのぎ切るか、4,5位くらいの上がりを使っている.
スリープレスナイト以外は毎回のように速い上がりを使っている馬ではなく,普段から先行して粘りとおす馬であった.開幕週の見方につけて速い上がりがつかえているみたい。

脚質に関しては最後に絞り込むときにつかう。

当年アイビスサマーダッシュ3着以内馬
(3−1−0−3)

勝ち馬3頭がすべて当年アイビスサマーダッシュ3着以内に入っていた。2着はシンボリグラン
着外はカノヤザクラが4着とアポロドルチェが2回大敗している。アポロドルチェインテント系でアイビス専門の血統なので参考外としてもよさそう。
今年のアイビス3着以内で出走してきているのはケイティラブのみ。父ミスプロ系、母母父ノーザンダンサー系なので好走しても不思議ではない。抑える必要あり。ここで凡走してもスプリンターでは絶対買う必要あり。



サマースプリントの最終戦なのでここからスプリンターズSにいくのか、ここで勝つことが目的なのか見極める必要があります。
優勝の条件を満たしているのが、ケイティラブとメリッサは勝てば優勝です。メリッサは公にここが目標といっているので仕上げに関しては文句ないです。ケイティラブは春から使い続けているため余力が残っているかわかりませんが、サンアディユと似たような戦跡ですし、前にも書いたようにアイビスサマーダッシュとリンクするので抑えておいたほうがいいでしょう。

外国馬ですが、ここが目標でないので今回はきりが妥当かなと考えています。調教の軽いですし。でもこれで好走されたらスプリンターズSは買いざるを得ないでしょうか。あまり頭数の多いレースを経験していなさそうなので厳しいんじゃないですかね。

最後にデータです。

×前走重賞で10着以下(0-0-0-25)
×前走重賞で10番人気以下(0-0-0-18)
△前走重賞で1秒以上負け(0-0-3-24)
×前走OP特別で4番人気以下(0-0-0-17)
×前走OP特別だった馬で当日6番人気以下(0-0-0-25)
3歳(0-2-2-16) 0.0% 10.0% 20.0%
4歳(5-1-4-21) 16.1% 19.4% 32.3%
5歳(4-3-2-28) 10.8% 18.9% 24.3%
6歳(1-2-0-30) 3.0% 9.1% 9.1%
7歳以上(0-2-2-17) 0.0% 9.5% 9.5%

6歳以上の3着以内はすべて重賞勝ちあり。

まとめると、買おうと思う馬は
ケイティラブ
メリッサ
サンダルフォン
ショウナンカザン
ダッシャゴーゴー
ヘッドライナー
スカイノダン

ですかね。ある程度前で競馬できる馬と、速い上がりを使って勝っている馬というのを意識しました。

軸にはサンダルフォンダッシャーゴーゴーあたりでいいかなと。騎手的にも注目できるのでね。