北九州記念検討2

前回の検討ではラップについてすこし触れ、ミスプロ系が活躍しているという話までしました。

ミスプロ系が得意なのはダートのようなラップとなり、瞬発力というより持続性が大事だということだと思います。

今日もあまり時間がないですのでいろいろデータ書いていきます。
どれも06年以降です

・前走から距離短縮で2ヵ月半以上の休み明けの馬を除く(1-1-1-2)
着外の2頭も4,5着なのでかなり期待できるデータ
該当馬・・・エムエスワールド

・前走上がり最速(3-0-2-6)
スリープレスナイト以外の勝ち馬はすべて最速であがっていて、逆に言えば上がり最速ではなく勝った馬はかなり強いということになります。
該当馬・・・アポロドルチェアンバージャック、ダッシャゴーゴー

・前走上がり4位以下で当日4番人気以下(0-0-1-34)
前から先行して強い勝ち方をしていて力上位と見られていないとかなり厳しい成績。
該当馬は多いので番号で・・・1,2,4,6、7,9,10,11,12,13,14,15,17
ただしストリートスタイルは不利を受けていますので新聞上だけでは判断しにくいかと。
サンダルフォンは前走は雨の影響で走れませんでした。前々走は上がり2位なので良馬場で出来ればという感じですね。
他に十分な買い要素があれば買えると思おうのでこれだけではきりませんが。

軽ハンデ(50〜52kg)の激走が目立つが、
1.今回が斤量増ではない
2.前走二桁着順ではない
3.2ヵ月半以上の休み明けではない
の3つの条件を満たしている馬が3着以内に入ってきています。
今回の該当馬は
ユメイッポ、スカイノダン
の2頭です。
あともう1頭メリッサが52kgで出れますね。前走アイビスSDでは見せ場がなく大敗しています。今回の軽ハンデを見越しての大敗だと考えれば都合がいいですが、実際52kgで出れますからね。
あまりにも不自然な負け方なので注意しといた方がいいかもしれません。

毎年50〜52㎏の馬と前走上がり最速の馬が絡んできてますのでこの組には注意です。

あとは血統ですかね。ミスプロ系ももちろんなんですが、結構スタミナ血統の馬も絡んできています。

09年
1着サンダルフォン
母母父コインドシルバー菊花賞天皇賞春で好走した馬の父)

2着レディルージュ
ブライアンズタイムナリタブライアンマヤノトップガンステイヤーG1の父)
母父キングマンボ(キングカメハメハエルコンドルパサー等クラシックディスタンスのG1馬の父)

3着カノヤザクラ
母母父サドラーズウェルズ(言わずと知れたスタミナ血統)

去年だけ見ても1200m専門といった血統ではなく、中距離から長距離を走れるような血統を持った馬が活躍しています。スリープレスナイトの母父もヌレイエフでヨーロッパの中距離G1の勝ち馬を出していたりといった血統背景でした。

今回のメンバーでスタミナがありそうな血統なのは
メリッサ
ホワイトマズルアサクサキングスを輩出したリファール系のスタミナ血統)
母父トニービンジャングルポケットウイニングチケット等クラシックディスタンスで活躍する産駒を輩出)

サンダルフォン
上を参照

レディルージュ
上を参照

エムエスワールド
ステイゴールド(伯父にサッカーボーイ。自身も天皇賞春で2着あり。産駒にもドリームジャーニーナカヤマフェスタと中距離G1馬)
母父マルゼンスキー(産駒に菊花賞馬のレオダーバン、ダービー馬のサクラチヨノオー

ストリートスタイル
アドマイヤベガ(自身がダービー馬。産駒に菊、天皇賞春2着のアルナスライン

あたりかなと。

今日の小倉1200mの好走した血統をまとめたいと思います。

1Rから血統の注目すべき部分だけ書いていきます。
1R
1着母父リアルシャダイ
2着父オペラハウス、母父ホリスキー菊花賞馬)
3着母父サドラーズウェルズ

4R
1着父ホワイトマズル

6R
1着母父サンデーサイレンス(日本では万能血統)
2着父トーヨーヒリュウ(サンデー×リファール)、母父モガミ(レガシーワールドメジロラモーヌの父。リファール系)
3着母父ビーマイゲスト(ペンタイアの父でヨーロッパ系のスタミナ血統)

9R
1着父オンファイアディープインパクトの全弟。サンデー×リファール系)、母父ラストタイクーンキングカメハメハサンテミリオンの母父)
3着父フジキセキ、母父マルゼンスキー

こうみるとやはりスタミナ血統が走っています。注目すべきはオンファイア、トーヨーヒリュウ。サンデー×リファール系でもかなりマイナー血統の馬が勝っています。ちなみにホワイトマズルもリファール系。
明日サンデー×リファール系の父か母父を持つのは父バブルガムフェローコウエイハートのみ。
リファール系を含むのは
ストリートスタイル
メリッサ
の2頭。
そして今年は小倉でフジキセキ産駒が活躍中。デグラーティアもそうだが、9Rのフェニックス賞でもフジキセキ産駒が活躍。

最後に種牡馬、騎手の成績載せておきます。


[種牡馬]
サクラバクシンオー(40-33-23-227)12.4% 22.6% 29.7%
フジキセキ    (18-20-18-144) 9.0% 19.0% 28.0%
アドマイヤベガ  (9-5-8-62)  10.7% 16.7% 26.2%
ブライアンズタイム(7-9-9-69)   7.4% 17.0% 26.6%
ゴールドアリュール(7-3-3-16)  24.1% 34.5% 44.8%
スクワートルスクワート(5-2-4-25)13.9% 19.4% 30.6%
ステイゴールド  (5-8-3-59)   6.7% 17.3% 21.3%
バブルガムフェロー(4-4-7-55)   5.7% 11.4% 21.4%
スキャン     (4-1-1-54)   6.7% 8.3% 10.0%
パラダイスクリーク(4-0-2-33)  10.3% 10.3% 15.4%
ホワイトマズル  (1-2-3-34)   2.5% 7.5% 15.0%
Formal Dinner   (1-0-1-1)   33.3% 33.3% 66.7%
ショウナンカンプ (0-1-1-7)   0.0% 11.1% 22.2%
Forestry     (0-0-0-1)   0.0% 0.0% 0.0%
Officer      (0-0-0-0)   0.0% 0.0% 0.0%

[騎手]
和田竜二(30-19-20-190)11.6% 18.9% 26.6%
福永祐一(27-13-10-76) 21.4% 31.7% 39.7%
小牧太 (25-27-24-156)10.8% 22.4% 32.8%
川田将雅(17-23-12-133) 9.2% 21.6% 28.1%
幸英明 (16-15-23-210) 6.1% 11.7% 20.5%
浜中俊 (13-21-20-113) 7.8% 20.4% 32.3%
鮫島良太(13-16-16-176) 5.9% 13.1% 20.4%
赤木高太(9-10-9-167)  4.6% 9.7% 14.4%
藤岡康太(6-5-7-132)  4.0% 7.3% 12.0%
松山弘平(6-3-7-50)   9.1% 13.6% 24.2%
北村友一(5-8-5-60)   6.4% 16.7% 23.1%
野元昭嘉(5-13-5-128)  3.3% 11.9% 15.2%
川島信二(4-3-7-81)   4.2% 7.4% 14.7%
松田大作(4-3-4-34)   8.9% 15.6% 24.4%
国分恭介(4-1-2-53)   6.7% 8.3% 11.7%
酒井学 (3-3-6-50)   4.8% 9.7% 19.4%
高倉稜 (3-2-1-12)  16.7% 27.8% 33.3%
勝浦正樹(0-0-0-0)   0.0% 0.0% 0.0%

騎手では率の面でみると福永が一番いいですかね。乗鞍が少ない割に勝ち数が2番目とかなり得意にしているコースと言えそうです。後は地元となる高倉もいいですね。

明日もう少し検討して最終決定書きます。

今のところの注目馬は
ユメイッポ
アンバージャック
メリッサ
サンダルフォン
デグラーティア
エムエスワールド
コウエイハート
ストリートスタイル
ダッッシャーゴーゴー
かな。いやまだまだ多すぎる。もっと絞るかな。