函館記念検討
函館記念といえばエリモハリアーですが、今年はどうなんでしょう。勝った3回はどれも巴賞を使っていますが、今年は七夕賞ですね。
函館記念を検討するにあたり、エリモハリアーを詳しく見てみるのがいいかもしれませんね。アイビスSDも結局直千のスペシャリストと言われたカルストンライトオの父ウォーニングの血を持つマルブツイースターが3着にきましたから。
エリモハリアーの血統は
父ジェネラス
母父ブレイヴェストローマン
です。
父ジェネラスはニジンスキー系の種牡馬でイギリスダービー、アイルランドダービー、キングジョージを勝ったクラシックディスタンスに強い馬です。
母父ブレイヴェストローマンはネヴァーベンド系の馬です。
こうしてみると日本ではメジャーとはいえない血統で埋め尽くされた血統で、サンデー系のように切れ味勝負が得意ではありませんが、函館や札幌のような小回り、重い芝では力を発揮できるのでしょう。
去年は札幌開催でしたから去年とエリモハリアーが勝った3回以外の6年の勝ち馬の血統を見てみましょう。
08年
トーセンキャプテン
父ジャングルポケット
母父サンデーサイレンス(母母父ニジンスキー系)
04年
クラフトワーク
父ペンタイア(ノーザンダンサー×ネヴァーベンド系の種牡馬)
母父パドスール(ネヴァーベンド系)
03年
エアエミネム
父デインヒル
母父アリシーバ(母母父ニジンスキー)
02年
ヤマニンリスペクト
父サンデーサイレンス
母父ヤマニンスキー(ニジンスキー系)
01年
ロードプラチナム
父トニービン
母父シーキングザゴールド
00年
クラフトマンシップ(クラフトワークとは兄弟)
父フレンチグローリー(サドラーズウェルズ系種牡馬)
母父パドスール(ネヴァーベンド系)
となっています。エリモハリアーにも注目でしたが兄弟で制しているクラフトマンシップ、クラフトワークにも注目すべきでしょうね。そしてその2頭は父が違うので母系の血統が重要ということでしょう。母父はネヴァーベンド系の種牡馬です。やはりネヴァーベンド系の血統を含むということは強みでしょうね。
他の馬たちを見てみるとトニービン、ジャングルポケット親子の子供が1勝ずつしていますね。
まとめると重要な血統は
1.ニジンスキー系
2.ネヴァーベンド系
3.トニービン、ジャングルポケット等のグレイソヴリン系
となりそうです。
他にはサンデー系の成績があまりよくなく、父に限ればジェネラス、トニービンなどのヨーロッパのクラシックディスタンスで勝っている馬、ノーザンダンサー系のスタミナ系(フレンチグローリー、ペンタイア)、産駒が幅広い分野で活躍しているデインヒル(この馬もノーザンダンサー系)ですね。
簡単に言えばヨーロッパのスタミナのある種牡馬といえそうです。
なのでこの分野の馬の産駒がいたら注目ですね。
4.ヨーロッパのクラシックディスタンスで活躍した馬の産駒
出走してくるメンバーがわかりませんが、一応賞金順で16番のスズカサンバまで見ていきましょう。
1.エリモハリアー、スズカサンバ、ドリームサンデー、マイネルスターリー
2.エリモハリアー、テイエムプリキュア、トウショウシロッコ
3.スマートステージ、マイネルスターリー、フィールドベアー
4.エアジパング、エリモハリアー、シャドウゲイト、サクラオリオン
ってなところです。エリモハリアーは3つも該当していて血統的に一番押せるのは当然なのですが、マイネルスターリーもなかなか血統的にいいかもしれません。ただ札幌が得意なので人気になるでしょうが。
2,3着の馬に関しても明日検討してみます。