天皇賞春検討
今週はしっかりと検討して行こうかと思ってましたが、更新できませんでした。
いや時間はあったんですけど書く気力がなくて・・・・
2,3日分一気に書いてしまいたいと思います。
まず勝ち馬の条件を見ていきましょうか。
基本的に4歳馬が強いレースで、ついで5歳馬となってます。去年マイネルキッツが勝つまでしばらく4,5歳しか勝ってませんでした。
今年はクラシックホースがいなく、層が薄いですが終わってみたら4,5歳ってなってもおかしくありません。
過去20年の傾向を見ていきます。
まず4歳馬が勝つ場合は
1.クラシックレース勝利+前走G2勝ち
2.3歳時に古馬重賞勝ち
と分けることが出来ます。
1はライスシャワー、ビワハヤヒデ、スペシャルウィーク、テイエムオペラオー、ディープインパクト、メイショウサムソンが該当します。
2はメジロブライト、スズカマンボが該当します。
3はメジロマックイーン、マンハッタンカフェ、ヒシミラクルが該当します。
今年は4歳馬にクラシックホースがいないので1,3の該当馬はいませんね。2はフォゲッタブルのみ該当します。この条件のみでは1着で買える条件です。
次に5歳馬が勝つときです。
4.G1を2勝以上
5.前走重賞0.3秒差勝ち
6.2500m以上の重賞を0.3秒差以上付け2勝以上
4はスーパークリーク、メジロマックイーン、マヤノトップガン、テイエムオペラオーが該当します。
5はサクラローレル、アドマイヤジュピタが該当します。
6はイングランディーレが該当します。
これで18頭分データが集まりました。あとの2頭はマイネルキッツとライスシャワーです。ライスシャワーは前々年の勝ち馬、マイネルキッツのときは1〜6を満たす4,5歳馬がいなかったので6歳馬まで回ってきました。天皇賞までたびたび重賞で掲示板に乗っていましたし、前走の日経賞でも好走していました。こういう馬でないと厳しいでしょう。
では今回の5歳馬ですが、どの条件にも該当しません。なので5歳馬から勝ち馬が出るのは厳しいんじゃないでしょうか。
では6歳以上の馬でマイネルキッツみたいな実績を残してる馬は
ってな感じですかね。マイネルキッツは去年の勝ち馬です。エアシェイディは前走日経賞を外回して2着、有馬記念2年連続3着、ジャパンC、天皇賞5着の実績があります。トウカイトリックは前走阪神大章典を勝っています。さらに3000mと3200mでは(3,2,1,5)と実績を残しています。3年前の3着馬でもあります。複勝率50%以上ですから押さえといてもいいんじゃないでしょうか。テイエムアンコールは前走ドリームジャーニーに勝ってますし中山記念2着、朝日CC4着と重賞でもなかなかの実績を残しています。
1着の馬はこんな感じですね。
次に2着の条件です。
これも4歳と5歳以上で条件が分かれてます。
4歳馬は
7.前走2500m以上の重賞連対
8.2走前に2500m以上の重賞連対+3歳時に古馬1000万条件勝ち
7はナリタタイシン、ラスカルスズカ、ジャングルポケット、ゼンノロブロイ、ステイゴールドが該当します。
8はエリモエクスパイアが該当します。
今回の4歳馬は7はジャミールが該当、8はベルウッドローツェが該当します。ジャミールは血統的にも長距離がかなり得意そうな血統なんですよね。ベルウッドローツェはまったく人気にならなそうですがエリモエクスパイアの臨戦態勢に似てますので面白そうですね。
次に5歳以上です。
9.前走2400m以上のOPで連対
10.近1年でG2以上で2000m以上のレースで0.3秒以上の勝ちあり
です。
9はカミノクレッセ、ステージチャンプ、ナリタブライアン、メジロブライト、メイショウドトウ、アルナスライン、ミスターアダムス、リンカーン、ビッグゴールドが該当します。
10はメイショウサムソン、サンライズジェガー、イナリワン、メジロマックイーン、サクラローレルが該当します。
9はミッキーペトラ、ジャガーメイルが該当します。
ミッキーペトラは急遽参戦してきました。陣営の考えはわかりませんが、意外と調子がよく出てきたかもしれませんので抑えといたほうがいいんじゃないでしょうか。こういう馬はよく馬券に絡んでるイメージがあります。一昨年の秋華賞でプロヴィナージュが急遽参戦して、ポルトフィーノが出れませんでした。そして本番3着になり3連単1000万の大波乱。去年のヴィクトリアマイルでベッラレイアが除外となりましたが、ショウナンラノビアがでることになり3着になりました。こんな感じの参戦ではなかったかもしれませんでしたが、そのときとかぶるので一応おさえます。
10はメイショウベルーガが該当します。ただ牝馬は最近成績が悪いですからね。血統的には面白そうなんですが。前走で距離の限界のようにも見えましたのでもう少し様子見ます。
3着は世代関係なく同一の条件です。
11.前走が年明け以降の2000m以上の重賞で3着以内
です。1頭イブキマイカグラのみが例外となりますが、菊花賞2着の馬で前走は休み明けでした。今年はこんなかんじの馬はいないですからね。
該当馬は1〜10までの馬を含み、あとトーセンクラウンです。
まとめると
1着:フォゲッタブル、マイネルキッツ、エアシェイディ、トウカイトリック、テイエムアンコール
2着:フォゲッタブル、マイネルキッツ、エアシェイディ、トウカイトリック、テイエムアンコール、ジャミール、ベルウッドローツェ
3着:フォゲッタブル、マイネルキッツ、エアシェイディ、トウカイトリック、テイエムアンコール、ジャミール、ベルウッドローツェ、トーセンクラウン
となります。
では今年はBコースで行われる天皇賞ですが、20年間で初の開催となります。以前のAコース、Cコース、Dコースでの違いを見ていきましょう。
Aコース:90,91,92,93,94
Cコース:95,96,97,98,99,00,01,02、06
Dコース:03,04,05,07,08,09
となってます。A→C→Dという風に推移してきたんですが06年のみCコースに戻しました。
それぞれのコースでの3着以内の種牡馬の傾向は
Aコースはかなり古いので今と種牡馬傾向が違います。リアルシャダイやニジンスキー系の種牡馬が活躍していました。
なのでCとDを比較していきます。サンデーが出始めたころですね。
各年代の3着までの種牡馬の馬を書いていきます。
95年 C リアルシャダイ、リアルシャイ、リアルシャダイ
96年 C レインボウクエスト、ブライアンズタイム、マークオブディスティンク
97年 C ブライアンズタイム、レインボウクエスト、サンデーサイレンス
98年 C メジロライアン、サンデーサイレンス、サンデーサイレンス
99年 C サンデーサイレンス、メジロライアン、シェリフスター
00年 C オペラハウス、コマンダーインチーフ、サッカーボーイ
01年 C オペラハウス、ビッグストーン、サッカーボーイ
02年 C サンデーサイレンス、トニービン、サッカーボーイ
03年 D サッカーボーイ、リアルシャダイ、ダンスインザダーク
04年 D ホワイトマズル、サンデーサイレンス、マーベラスサンデー
05年 D サンデーサンレンス、ブライアンズタイム、サッカーボーイ
06年 C サンデーサイレンス、サンデーサイレンス、サンデーサイレンス
07年 D オペラハウス、スキャターザゴールド、エルコンドルパサー
08年 D フレンチデピュティ、オペラハウス、ホワイトマズル
09年 D チーフベアハート、アドマイヤベガ、ステイゴールド
まずわかることは
・サンデーの孫は勝っていない。
・母父サンデーも勝っていない。(0−0−2−14)アイポッパー、アサクサキングスのみ。
・リアルシャダイ、サッカーボーイ、オペラハウスのリピート率が高い。母父でも同様。
・サンデーはCコースのときのほうが成績がよかった。06年に3着まで独占と計ったかのようにサンデー系です。この年はディープの勝った年です。まさかディープに勝たせるためにCコースに?と疑ってしまいそうな感じでもあります。
あと書いてませんが、母父を含めトニービン(グレイソヴリン系)はCコースでしか3着以内がありません。
ジャングルポケット、リンカーンのみでどちらもCコースでした。とくにリンカーンはDコースでは4着以下に負けていましたが、Cコースの年に2着に来ました。
ではBコースはどうなんだという話ですが、先週の傾向から見てみましょう。
京都芝の外回り(1600m、1800m、2200m、2400m)で見てみます。
父
ダンジグ系(1−0−0)
サンデー系(2−5−4)
ミスプロ系(0−1−3)
ヘイロー系(サンデーを抜く)(1−0−1)
ND系(2−0−0)
グレイソヴリン系(1−0−1)
母父
サンデー系(1−1−1)
ND系(2−5−0)
パーソロン系(1−0−0)
ニジンスキー系(0−0−1)
グレイソヴリン系(0−1−1)
ダンジグ系(0−1−0)
ミスプロ系(1−0−1)
ハイペリオン系(0−1−1)
ウォーレリック系(1−0−0)
リファール系(1−0−0)
やはりサンデー系、ノーザンダンサー系がよく来ています。Bコースはサンデー系が強いコースになるんでしょうかね。あとは長距離の実績などを含め考えて血統的に買えそうなのは
ジャミール
カネトシソレイユ
ですかね。
エアシェイディはサンデー×NDのよく来る血統。ジャミールは父ステイゴールド(母がサッカーボーイの全妹)母父サドラーズウェルズ、母母母がアイルランドセントレジャー(2800m)の勝ち馬、母母父が4000mの欧州のG1を勝った馬と長距離血統で固められた馬なのです。前走から2kg増と厳しい条件ではありますが、アンカツが惚れ込んで中山まで乗りに行っていた馬ですしここは期待できるでしょう。
テイエムアンコール、トーセンクラウンはオペラハウス産駒です。さらにいえばトーセンクラウンは母父ダンシングブレーヴでホワイトマズル、コマンダーインチーフの父でもあり天皇賞と相性のいい血統です。サムソン、ディープ、エリモエクスパイアの母父もダンシングブレーヴ系です。さらにさらにいえば母母はサンデーサイレンスの全兄弟です。血統的には一番魅力的な血統なんじゃないでしょうか。
マイネルキッツは母父がサッカーボーイでスタミナはあります。メイショウベルーガ、カネトシソレイユはフレンチデピュティ産駒ですが母父がサドラーズウェルズとスタミナがある血統です。長距離のイメージはありませんがアドマイヤジュピタはフレンチ産駒でした。
まとめてみますと私が買おうと思ってるのは
1着:フォゲッタブル、マイネルキッツ、エアシェイディ、トウカイトリック、テイエムアンコール
2着:フォゲッタブル、マイネルキッツ、エアシェイディ、トウカイトリック、テイエムアンコール、ジャミール、ベルウッドローツェ、メイショウベルーガ
3着:フォゲッタブル、マイネルキッツ、エアシェイディ、トウカイトリック、テイエムアンコール、ジャミール、ベルウッドローツェ、メイショウベルーガ、トーセンクラウン
基本的に先に書いたほうを優先して決定したいと思います。
最後にもう1つデータを書いて終わろうと思います。
・過去20年間で前年の勝ち馬は
(2−4−0−0)
となっています。メジロマックイーン、テイエムオペラオーの連覇を含め前年の勝ち馬は連対率100%です。今年マイネルキッツが該当しますが、軸には一番信頼できるんじゃないでしょうか。逆にフォゲッタブルはダンスインザダークの相性の悪さ、母父トニービンの相性の悪さ、2月から直行、乗り代わりとかなり危険な状態な気がします。また人気馬を疑う悪い癖なのかもしれませんが、今年Bコースを使ったのがこの馬を勝たせるためだったなら買えますが今までどおりならとても買えませんね。内田も長距離がうまいんだかどうかよくわかりませんし。一応菊花賞は勝ってますが負かした相手を見るとどうもなーと思いますし。
最後といってからながくなりました。明日青葉賞の検討と調教の確認したいと思います。