重賞回顧・秋華賞展望

先週の毎日王冠・京都大章典は散々な結果でした。

過去3年の毎日王冠で馬券に絡んだことがなく、東京コースとの相性もあまりよくないためはずしたカンパニーがウオッカをゴール前できっちり差し切りました。ハイペース、多頭数では追走に苦労しているところが見られますが、このような強い馬がでてきてたたき台のようなスローの前哨戦では強さを発揮するということでしょうか。スーパーホーネットもこんな感じの馬ですね。


逆にウオッカサクセスブロッケンはペースが割と流れ、かかることなく追走でき最後の根性比べになると強い印象があります。これはロベルト系の特徴です。本番巻き返しがたの血統なので注意が必要です。

話がそれてしまいましたが、ウオッカは今回負けてしまいましたが、天皇賞でも引き続き注意が必要です。カンパニーは今回の勝ちで人気が出るようだと狙いにくいですね。去年の天皇賞は11番人気と評価は高くなかったですが、本番では後方から直線だけで4着に追い込むという極端なレースっぷりがはまりました。しかし今年はそのようなレースでは厳しいでしょう。
3着ハイアーゲームですが、左回りでは良績を納めていてキングカメハメハの勝ったダービーでも3着に入っていました。歳なので最初から外してしまっていましたがまだ元気なところを見せてくれました。しかしこの馬も少頭数の時しか狙い時がないように思えます。OP特別ならまだやれるかなといった感じでしょうか。

次に京都大章典ですが、去年の菊花賞馬のオウケンブルースリが勝ちました。今回勝たないと賞金がなくなりレース選びにも支障が出てくるので勝ったのは大きかったと思います。しかも59㎏という酷量も克服したので秋のGI戦線では注目すべきでしょう。2着はスマートギアが入りました。1600万条件の馬だったんですが直線オウケンと一緒に伸びてきました。もともと末脚には定評のある馬でしたし、条件戦では常に人気を背負っていました。重賞でも去年の菊花賞で4着に入ったり今年の金鯱賞で0.3秒差の5着と僅差の勝負をしていました。追い込み一手と展開に左右される脚質ではありますが、今後の重賞で狙って狙ってみたい馬ですね。でも問題なのが豊騎手や福永騎手がのるので1番人気になることが多く非常に買いにくい馬でもあります。
あともう1頭のGI馬のマイネルキッツですが見せ場もなく、いいところもありませんでした。しかし体重が少し戻っていたので今後良くなる余地はありそうです。
本命に推したジャガーメイルですがいい脚を使っていたのですが前を捕らえられませんでした。右周りでは手前の変え方がぎこちないというコメントがでていました。また手ごたえほど伸びないということ言ってました。天皇賞の時もアンカツさんが同じことをいていたので直戦向いて仕掛けるのでは遅いんですかね。ちょっとまくり気味に来た方がいいかもしれません。積極的に仕掛ける内田博騎手か後藤騎手や川田騎手の方があうかもしれません。外国人騎手みたいに好位につけるのもいいかもしれません。

今度は乗り替わったときに注目してみようと思います。



秋華賞ですが去年3連単が1000万超えと大波乱でしたが、今年はどうでしょうね。ブエナビスタの3冠もかかってますし、春ブエナに小差のレースをしてきたレッドディザイアもいます。そしてそのレッドをローズSで負かしたブロードストリート、春2戦で連続3着のジェルミナル、レッドとエルフィンSでハナ差のワイドサファイアの藤英厩舎3頭もいます。


前評判ではブエナビスタレッドディザイアが高いですが、ブエナは脚質的に、レッドは勝ちきれない部分があります。力の差がほかの馬とかなり開いてる気もしますのでこの2頭できまってもおかしくありません。



最後に穴馬をあげておくとここ2年人気薄で馬券に絡んでいるのがダンスインザダーク産駒です。(07年レインダンス、08年ムードインディゴ)今年の登録馬の中にはヴィーヴァヴォドカがいます。フラワーC勝ち馬ですがその後大敗続きで前走ではOP特別の紫苑Sでも大敗してしまいました。しかし去年のブラックエンブレムも前哨戦大敗してからの巻き返しでした。ブラックエンブレムと比べると騎手に大きな力の差がありますが狙ってみるのもいいと思います。私は複勝を少し買ってみようと思ってます。