オークス検討4

今日の東京の芝のレースの上位3頭を調べてみると、書くのはめんどくさいので傾向だけで・・・・

時計が速い
ニジンスキーを持つ馬が好走している
ダンチヒを持っている馬も好走している

大きく言えばこんな感じ。ヴィクトリアマイルも1.32.0を切るタイムが出ていたし、今週は芝を少し刈った?影響でさらに高速化。

今回のメンバーでダンチヒを持っている馬はいないが、ニジンスキーを持っている馬は

ハッピーグラス(母母父がニジンスキー系のマルゼンスキー
マイネイサベル(母母父がマルゼンスキー

この2頭のみです。
他にはリボー、リファール、ロベルトを持つ馬も好走しています。リボーとロベルトは底力のある血統で、リファールはヨーロッパのスタミナ血統。ロベルト×リボーのブライアンズタイムやサンデー×リボーのマンハッタンカフェ、サンデー×リファールのディープ産駒には注意です。

あとヨーロッパ系のスタミナ血統といえばピュアブリーゼはヨーロッパ系の血統。

ピュアブリーゼ
モンズーン(ドイツのリーディングサイアー
母父パントレセレブル凱旋門賞馬でレコードを1.7秒も縮めた。)
母母父ベーリング凱旋門賞ダンシングブレーヴの2着。ハービンジャーの母父)
母母母父サドラーズウェルズ(ヨーロッパの大種牡馬

日本の馬場に対応できるスピードは血統からは感じないが、ヨーロッパ系のスタミナ血統が活躍している今なら好走も可能な血統。

ここでの乗り替わりはマイナスだが、ジョッキーの柴田善臣は東京2400mのG1での好走例はすべて先行馬。

10年オークス 3着 アグネスワルツ 4角2番手
06年オークス 3着 アサヒライジング 4角2番手
06年ダービー 2着 アドマイヤメイン 逃げ、4角先頭

キレる脚がないのはわかっているので、前走のように早め先頭のレースができればチャンスあり。

前日のオッズですが、予想以上にグルウェイグの単勝人気が高い。良血馬というのも手伝い、また角居厩舎というのもあるのでしょう。

ただこの馬にはマイナスの条件がたくさんあります。

前走500万(0−0−0−15)
中1週(0−0−0−11)
前走5月出走(0−0−0−34)
前走非根幹距離(1−0−1−43)

前走非根幹距離からの参戦の馬で3着以内の馬はスイートピーS組でカワカミプリンセスラブカーナ。カワカミは無敗の馬。ラブカーナの年はウオッカダイワスカーレットが不出走。OP特別でもないグルウェイグは厳しいと言わざるを得ない。

そして去年も書いたがエアグルーヴの子供は秋以降になってよくなってくるのでこの時期のG1では買わなくてもいいと思っている。アドマイヤグル−ヴも春はだめだったし、フォゲッタブルも秋になって菊花賞2着まで成長、ルーラーシップも去年のダービーは掲示板にやっとのったレベル。秋以降に重賞を2勝。グルウェイグも秋になってから見直せば大丈夫。サンデーRの馬が1頭も出走しないのを回避するための出走ではないかなと。カルマートが抽選を通ったのもたぶんそれ。


社台Fの勝負馬は5番人気以内のマルセリーナであるのは間違いない。また、ノーザンFはグルウェイグ、シシリアンブリーズは非根幹距離からの参戦、スピードリッパーはオークスを狙うローテではない(桜花賞トライアルに非根幹距離のフィリーズレビューを使っていることからそういえる。)ことから、5番人気以内には入りそうになくなってきたが、ピュアブリーゼの勝負気配が高いと思われる。ノーザンFがみな外枠に行ったのもこの馬に簡単に先行させるためと思えば、この枠順もうなずける。

穴なら非社台からというのが毎年の流れだが、巻き返しの例にあう馬で阪神1600mの重賞で連対しているライステラスが一番いいかと。乗り替わりで鞍上弱化は否めないが、穴で狙うならその辺には目を瞑る。

マルセリーナ、ホエールプチャのどちらを上に取るかですが、ちょっとこちらを

安藤勝己(7-2-0-16) 28.0% 36.0% 36.0%
池添謙一(1-0-0-13)  7.1% 7.1% 7.1%

これは06年以降の東京2400mの成績ですが、池添はトールポピーの疑惑の1着以外はすべて4着以下に敗れているのです。今週だけでなく、来週のオルフェーヴルにも当てはまってしまうイヤな条件ですね。

ということでこの舞台ならマルセリーナを上に取るのが妥当でしょう。前走の着差は内外の差もあると思いますが、ホエールキャプチャが迫ってきても最後の方は着差が縮まっていませんでしたので、力的にはマルセリーナの方が上かなと思います。


買いたい馬は

マルセリーナ
ホエールキャプチャ
ライステラス
ピュアブリーゼ

は条件を満たしている馬なので当然おさえるとして、

ハブルバブル
メデタシ
バウンシーチューン

は馬体重的にも穴で狙える範囲だし、内枠。ただメデタシは桜花賞のダメージが残っていそう。ハブルバブルは巻き返しのパターンに合致でいているが、根幹距離の適性が薄いため相手に抑える程度しか買えない。バウンシーチューンも年明けデビューの馬の好走条件に合致していないので相手に抑える程度。