天皇賞秋検討2

血統的に注目はサンデーサイレンス系、ロベルト系、グレイソヴリン系ですかね。
特にサンデー、ブライアンズタイムトニービンといった今でもリーディング上位に来ている馬が活躍しています。
あとノーザンテーストをもつ馬が活躍しています。

しかし、サンデー系の産駒の勝ち馬はダイワメジャーを最後に出ていません。ということはサンデーの子供の産駒、すなわちサンデーの孫は勝っていないということです。

キャプテントゥーレ
トウショウシロッコ
ネヴァブション
ブエナビスタ
ペルーサ

は父サンデー系で好走は期待できますが、今まで勝てていないサンデーの孫世代ということです。サンデー産駒のアクシオンが出ますが、6歳以上のサンデーサイレンス産駒の2000m以上のG1の成績は

(0−2−3−51)

と振るいません。

ここで該当するとマイナスになるデータを書いて行きます。ここでは実力に関して問う項目なので例外の05年と中山開催の02年も含んでいます。
・前走6着以下 (0−0−1−46)
3着は例外年のダンスインザムードのみです。
該当馬
オウケンサクラ
ジャガーメイル
シルポート
セイウンワンダー
ヤマニンキングリー

・前走1.0秒以上負け (0−0−0−25)
該当馬(上記のデータ該当馬を除く)
コスモファントム

・前走G3以下 (0−0−2−16)
3着の2頭は例外年のダンスインザムード関屋記念勝ちのカンパニーのみ
該当馬
コスモファントム
キャプテントゥーレ

・6歳以上で前走2着以下 (0−0−0−37)
該当馬
アクシオン
ジャガーメイル
スーパーホーネット
トウショウシロッコ
ネヴァブション

すべてのデータに該当しなかったのは

アリゼオ
アーネストリー
エイシンアポロン
シンゲン
ブエナビスタ

です。そしてアリゼオは前走のレース振りがよくないですので頭で狙うのはよくありませんね。

最近増えてきている3歳馬の成績ですが、
(1−1−2−7)

勝ち馬はシンボリクリスエス、2着はダンスインザムード、3着はアドマイヤムーンディープスカイです。

ディープスカイダンスインザムードはG1馬。シンボリクリスエスはダービー2着、前走神戸新聞杯で勝っています。アドマイヤムーンは世代上位の力(皐月賞で1番人気、ダービーでも3番人気)をもっていて、天皇賞当日も2番人気に支持されていました。シンボリクリスエスディープスカイも当日3番人気。

3歳馬の好走条件は

・G1馬である
・当日3番人気以内に支持される

といっていいでしょう。

今回の3歳馬にG1馬はいなく、3番人気に支持されそうな馬もいません。
今年の3歳馬は厳しいと言わざるをえません。