ダービー検討3

今日はだいたいの馬が最終おいきりを終えあとは枠順を待つのみといった感じになりました。

最終追い切りについては土曜日に確認するとして、中間の調教がよかった馬をあげて行きたいとおもいます。


ヴィクトワールピサ
エイシンフラッシュ
ハンソデバンド
ヒルノダムール

は先週の時点ではいい動きを見せていました。

それでは上の4頭についてみていきましょう。

まず皐月賞馬のヴィクトワールピサ

皐月賞後はプール調整で疲れを取ることに専念といった感じですかね。
そのあと坂路にいれて整えました。

5月16日からいつものCWにいれて時計出してきています。
皐月賞のときは重でタイム自体は平凡でしたが、末重視の追い切りでした。
16日から馬なりで前走よりタイムが出ていて調子のよさが伺えます。そして角居厩舎の特長とも言える3頭合わせ。兄トーセンモナークと2週連続で合わせていますね。
先週トーセンモナーク東海Sで取り消してしまいましたが、重賞を出る馬とあわせていたわけでそのうまに先着しています。
今週の追い切りに問題がなければ走れる状態でしょう。あとは東京コース、左回り、2400mをこなせるかどうかですね。

新馬戦負けていますが、距離は1800mでした。非根幹距離ですね。その後は5戦すべて2000m。根幹距離ですね。この馬は根幹距離があう馬なんだと思います。同厩舎のウオッカもこういう馬でした。どうやら角居厩舎は根幹距離のあう馬の育つ環境なんでしょうかね。ブエナビスタ新馬戦1800mで負けて、その後根幹距離では無敵状態でした。日本のいわゆる強い馬というのは根幹距離に強い馬のことを言うんでしょうね。

なのでこの馬も大丈夫だと思ってます。
個人的にネオユニヴァース産駒は内回りがあう種牡馬だと考えてるのでそれだけが不安要素なんですが・・・・・


次にエイシンフラッシュです。
前走京成杯から直行、トライアルで使おうと思ってた若葉Sを熱発で回避と順調さを欠く中3着にきました。一般的にはすこし馬場が重いからという見られ方がされていますが、それだけでは3着にはこれなかったと思います。休んでた間に力がついたのか前走かなりタイムを縮めてきていました。
先週の時点でもなかなかのタイムを出してきており前走をフロック視するのは危険かもしれません。
最終追い切りのタイムしだいではダービーも期待できるでしょう。今回は前走より順調度、体調面で上回ってると思います。皐月賞のときは順調さを欠くためきりましたが、今回は不安もないため絶対抑えておきたい1頭でしょうね。
ただデータ的に満たしていません。
ただただこの馬も負けたのは非根幹距離の1800mの2回です。しかも負け方がひどく負けているので根幹距離の馬という見方が出来ると思います。3歳重賞を勝ってるので2着から買えますかね。おそらく人気も前走とあまり変わらないでしょうし。
キングマンボ系なので東京が得意そうなのも押したい条件です。

ハンソデバンド
皐月賞ではシンガリにしずんでしまいましたが、共同通信杯からの直行でこの馬もローテ的には順調ではありませんでした。敗因はいろいろあると思いますが、雨、内枠、ペースいろいろあると思います。
先週の時点で坂路で皐月の最終追い切り程度走れているので問題はないかなーと思います。この馬も最終追い切り次第では抑えておきたい1頭です。ただ母父アフリートって言うのが気がかりなんですよね。どうかんがえてもダートのほうがいい血統です。父マンハッタンカフェというだけでダービーで好走できるかというとすこし疑問です。そして体形も距離が伸びていいとは感じないんですよね。
他に買う馬がいないというときに抑えましょうか。


最後ヒルノダムールです。
坂路中心というか坂路しか入れてませんね。わりと毎週強めにやっています。先週の時点でかなりタイムを出してきていますので今週の追い切りしだいでしょう。あとは体重が戻っているかどうかでしょうね。
前走4コーナーで一番外を回して最速であがって来ましたね。毎回のようにぶつけられたり、不利受けたり、出遅れたりとまともにレースが出来てませんね。若駒Sでうちをついてきましたのでダービーでもロスなく回れれば上位争いは間違いなく出来ると思います。


あと調教で気になるのはリルダヴァルですね。先週坂路に入れてました。最終はポリトラックで追ったみたいですけど。



NHKマイル組は反動があるか。青葉賞組はうち有利、前残りの馬場で残した上位陣の評価をどうするかということが重要だと思います。

個人的な見解を書いておきます。

NHKマイル
サンライズプリンスエーシンホワイティが脚を故障したとおりどの馬も少なからずダメージはあると思います。さらに賞金を持ちながらもNHKマイルにでてダービーに出てこない馬もいます。
そしてそれは勝ち馬のダノンシャンティ、3着のリルダヴァルにも当然いえます。

ダノンシャンティはたしかに前走の差脚は異次元というか破格の脚でした。元からマツクニが使うローテなので順調さではまったく問題ありません。
調教師は最初からダービー目標で前走は東京の根幹距離を走らせたいという意識で出してきました。逆にアンカツはこの馬は2000mくらいがベストと考えてるみたいなので前走と同じく後ろから末を活かす競馬になるんじゃないですかね。そしてアンカツは前走のほうが勝負レースであったと思われます。あと空前のハイペースを経験してしまったのでこの馬には折り合いが気になります。
NHKマイルの前スローしか経験してないから厳しいとか言われてました。私は逆にペースが上がるほうが競馬しやすいと書きました。実際ペースが速いほうが競馬しやすそうで、一番のパフォーマンスを見せました。

しかし今回何が何でも逃げたい馬というのがいません。アリゼオかシャインかゲシュタルトあたりかと考えてます。そうなるとスプリント並みのペースを経験してしまったダノンシャンティは前走よりやりにくくなるでしょうね。


力のある馬だとは思いますが、今回は少し不安要素が多い気がします。

次にリルダヴァルですが、当初よりNHKマイルが余計ですよね。毎日杯皐月賞→ダービーが理想でしたでしょうから。実際NHKマイルは賞金を稼ぐためかなり強めに調教をしていました。そしてあの競馬。骨折明けの馬にはすこし堪えるでしょうね。池江調教師がこれで最後のダービーですからどうしても出したいのはわかりますが、正直上積みは期待できないんじゃないかと思います。脚元の弱いタキオン産駒なのでダービーの後がこわいですね。


NHKマイルの結論からしたらダノンシャンティの力が抜けていたのは間違いなさそうです。リルダヴァルは連対が絶対条件で仕上げていった中3着ですからダノンシャンティとの力の差は歴然です。
そして他のレースを使ってきた馬よりも間隔が短いことと、レースが空前のハイペースであったため疲れが一番気になるローテです。


つぎに青葉賞です。
これはペルーサの強さが際立つレースでしたね。0.7秒もはなして勝ってますから。しかも賞金は足りていて負けてもいい状態であのパフォーマンスであったことがさらに強さが際立ちます。よって権利だけは絶対取りたいトゥザグローリーと前走で勝負気配に違いがあります。それであれだけの着差をつけられてトゥザグローリーには厳しいレースとなるでしょう。

ではペルーサですが、皐月賞に出なかったときの理由として馬場状態を上げていました。あまりよくない馬場で走らせたくないとのことでした。しかしダービーではそんなこと言ってられないですよね。今週Cコースです。内が少し荒れていて、外が伸びる馬場状態になっていると思います。持ちタイム自体はいいですが、いままで時計の出る馬場でのものでしたので鵜呑みには出来ません。スローで上がりがこの馬の一番力の発揮できる展開でしょうからダノンシャンティとは逆な気がしますね。
あと気になるのはこの馬は内枠しか経験していないということなんですよね。内枠でいいポジションが自然と取れるレースをしてきました。外枠に入ったとき外をまわされてどうなるのかがわかりませんね。

ゼンノロブロイですが、母系があまり聞きなれないですよね。アルゼンチンスターというだけあって南米の血統なんですが、母父がブラシンググルーム系なんですね。テイエムオペラオーとかマヤノトップガンの母父と同じ系統です。どちらかというとスタミナタイプの血統ですね。菊花賞はこの馬がもっていきそうな 気がしてきました。
ただサンデー系とは相性がよくないみたいです。G1ではあまり活躍できていませんね。この馬が最初の例になればいいんですが。


青葉賞の結論は勝負になるのはペルーサのみと判断できます。そしてペルーサの不安要素は内枠しか経験していない、血統的にG1で戦えるかどうか、馬場状態はこの馬にあうのか、展開はこの馬向きなのかというところです。


今日はながく書きすぎました。

また明日まとめなおしたり新たに書くことがあったら書き足します。