京王杯SC回顧・ヴィクトリアマイル検討2

京王杯は深読みしすぎましたかね。
前があんなに残るとは思ってもいませんでした。

アーバニティが逃げたのは予想外でしたが、ノリはそれだけ前が残る馬場と見越して乗っていたのでしょう。

サンクスノートはまったく見向きもしていませんでした。阪神牝馬Sが前が残りにくいレースだったということでしょう。

それにしてもまたレコードですか。スピードのある馬じゃないと厳しい馬場になってますね。ブエナビスタは持ち時計が余りよくありませんからどうでしょう。

前残りの中マルカフェニックスが鋭い脚できましたね。1400mがベストの馬みたいで今回は展開関係なく走れてました。距離が伸びるのはあまりいい気もしませんが。

エーシンフォワードはもともとここが目標ではありませんし、立ち回りのうまさで勝負する馬が外枠に入った時点で危険と思っていましたが、やはりといったかんじです。調教も前走より明らかに軽めでしたので。

基本的に前しか残らない馬場で距離延長が向くとは思えない馬で決着したので本番に直結するとは思えませんね。むしろ後ろから行って、いつもどおりの脚を使っていた馬のほうが本番ではよさそうです。

また安田記念のとき触れましょうか。ちなみに安田記念はサンデー系が苦戦しているレースです。


ではヴィクトリアマイルの検討していきましょう。

枠順は

1 1 ベストロケーション 牝5 55 木幡初広  社台F
1 2 ヒカルアマランサス 牝4 55 内田博幸
2 3 ラドラーダ 牝4 55 安藤勝己      ノーザンF
2 4 ウェディングフジコ 牝6 55 吉田隼人
3 5 アルコセニョーラ 牝6 55 武士沢友
3 6 シセイカグヤ 牝4 55 丸田恭介
4 7 ミクロコスモス 牝4 55 福永祐一    ノーザンF
4 8 ヤマニンエマイユ 牝7 55 吉田豊
5 9 ブロードストリート 牝4 55 藤田伸二
5 10 ニシノブルームーン 牝6 55 北村宏司
6 11 ブエナビスタ 牝4 55 横山典弘     ノーザンF
6 12 ブラボーデイジー 牝5 55 北村友一
7 13 ワンカラット 牝4 55 藤岡佑介     社台F
7 14 コロンバスサークル 牝4 55 蛯名正義  社台F
7 15 アイアムカミノマゴ 牝4 55 秋山真一  社台F
8 16 ムードインディゴ 牝5 55 上村洋行   白老F
8 17 レッドディザイア 牝4 55 四位洋文   社台F
8 18 プロヴィナージュ 牝5 55 佐藤哲三   社台F



後ろに社台とか書いてあるのは生産です。

7枠と8枠に見事に社台生産の馬が集まりました。そしてヴィクトリアマイルで好枠となる真ん中から内は非社台と社台系のノーザンFです。こんなに極端になることってあるんですかね。見事といってもいいかもしれません。

まず今回2強と見られていますが、個人的にはレッドディザイアよりもブエナビスタのほうが力は断然上と思っています。
桜花賞ではレッドディザイアジェルミナルが蓋をして完全にブエナビスタの負けパターンでした。
オークスでも直線を向いたときレッドディザイアはきれいに伸びるうちを抜けてきたのに対し、ブエナビスタは絶望的な位置から伸びない外を通り、追い込んでさしきりました。
秋華賞レッドディザイアは休みあけを叩き、万全の調教をし直線仕掛けたいところで前が開きスムーズなレースをしていて、ブエナビスタは爪の不安があり思ったとおりに調教が出来ず、この馬にとって不利となる内回りの内枠。4コーナーで斜行しないとポジションが取れないようなレース振りでしたが、その後降着となり3着になるもののレッドディザイアとはハナ差まで追い詰めました。

力が出せる状態であれば力の差はあると思います。

さらに今回でいえばレッドディザイアは国内での前走JCでは478kgに対し、調教後の馬体重が480kg。これから輸送を考えるとJCのときほどの状態ではない気がします。そのJCも秋華賞の反動がありまともな状態ではありませんでした。ここ2週の調教も馬なりでのものでいつもガンガン追ってきている馬なのにと思ってしまいます。ローズSのときも直前は馬なり調教で断然人気を裏切っています。

ブエナビスタレッドディザイアよりも前に調教を開始し、ドバイが終わってすぐだったと思いますが、次走はヴィクトリアマイルと決めていました。最近調教が動かなくなってきたのか、最後の1ハロンのタイムが落ちてきましたが、ちょうどそのころから先行し始めているので最後の脚を活かす競馬1本で行くのをやめ競馬に幅を持たせようということだと思います。結果も出せていますし。調教後の馬体重が456kgで京都記念のときが458kg、有馬記念が446kg。結構体重の増減のある馬で、前走よりマイナスというのは否めないと思いますが、オークスのときも−8kgで走れてますし、あまりにも極端でなければ大丈夫そうな気がします。今日のノリの乗り方を見る限り、かなり前でレースをすると予想できます。というより前から行かないとまず3着以内にこれないでしょうね。馬場傾向を一番意識して乗っている騎手だと思いますので大丈夫でしょう。あとは馬が期待に応えられるかですが。エリザベス女王杯のときのように最速で上がるものの届かないということも頭に入れたほうがいいかもしれませんね。


あとブエナビスタで気になるというか思うところは父スペシャルウィークと被る部分があるなと。

クラシックのころは差し、追い込みで結果を残すが、勝ちきれず先行して結果を残し始める。ちょうどそのころから調教も動かなくなる。

スペシャルウィーク天皇賞のころから調教が動かなくなり始めましたが、天皇賞は勝ちました。宝塚記念グラスワンダーに負けてしまいましたが。

そして休み明けの京都大章典で初めて大敗しました。ブエナビスタも同じ道を歩むんでしょうか。調教が動かなくなり始めて一回緩めました。今回がスペシャルウィークの京都大章典に該当するんでしょうか。


色々だらだらと書いてしまいました。

肝心のヴィクトリアマイルの予想に戻らないといけませんね。

枠的にいい枠と感じるのはベストロケーション、ヒカルアマランサス、ウエディングフジコですかね。ウエディングフジコはこのレースで2勝をあげているフジキセキの子供ですから、内をロスなく回れれば期待できますね。ラドラーダはシンボリクリスエス産駒の内枠ということであまり期待していません。牡馬相手に好走している馬に牝馬相手に勝ち上がってきた馬を信頼できないという感じです。


今までのレース振りから脚質的に向きそうなのはベストロケーション、ウエディングフジコ、ブラボーデイジー、プロヴィナージュあたりですかね。基本前に行かないとだめだと思いますから少なくとも5番手くらいにはいないとだめでしょうね。シセイカグヤ、ミクロコスモス、ヤマニンエマイユなんかは後ろから毎回行ってますから今回前目で進めても結果が残せるかといえば疑問ですね。
ブラボーデイジー、プロヴィナージュは枠が外なのでいい位置を取るために脚を使ってしまいそうな気がしますね。どちらか内枠なら狙いましたが。


調教確認しときましょうか。

いいと感じたのは

◎ウエディングフジコ
○ラドラーダ
ブロードストリート
ブエナビスタ
○コロンバスサークル
○プロヴィナージュ
○ベストロケーション
ヒカルアマランサス

です。G1ということでみんな仕上げてきますね。先ほど書いたようにレッドディザイア馬なり調整が不安になります。大敗明けということもあり、最大目標は宝塚記念ということでブエナビスタが出るから出るという気持ちが大きいことは確かです。力でいえば2番手であるのは確かですが、枠、状態面で買わないことにします。


ウエディングフジコは今回馬なりでなかなかのタイムが出ています。調子がいいんじゃないかと思いますし、枠もいいので買いでしょう。ベストロケーションも去年のブラボーデイジーみたい乗ってほしいですね。成績的にも1200、1600の根幹距離が合うようで前走の1400mはあわなかったということでしょう。
ヒカルアマランサスは軽ハンデでしか結果を残せていませんが、枠のみで買います。前走力が出せない状態だったということも加味してのものです。

ブエナビスタの頭で買うのは当然として負けたとしても3着以内には来るとみて3連複も買います。


ブエナビスタ
ブロードストリート
▲ウエディングフジコ
△ベストロケーション
ヒカルアマランサス


ブエナビスタ頭の3連単ブエナビスタ軸の3連複で買います。

また直前で思おうことがあれば書き足したいと思います。