有馬記念検討3

血統ついて前回書きましたが、今回は該当馬について書いていきます。


ノーザンテースト
オルフェーヴル(4×3のクロス)
トーセンジョーダン(母父ノーザンテースト
アーネストリー(母母父ノーザンテースト
ジャガーメイル(母母父ノーザンテースト
ルーラーシップ(母母父ノーザンテースト


ボールドルーラー
トーセンジョーダン(母母母父ボールドルーラー系)
レッドデイヴィス(父母父ボールドルーラー系)


・リボー
アーネストリー(5代前にリボー)


アーネストリートーセンジョーダンは血統的には有力馬であることがわかります。さらにこの2頭はトニービンの血も含んでいますので、適正は抜群です。そしてこの2頭は今年中山の非根幹距離の重賞を勝っていますのでまさに狙える馬といえます。

アーネストリーの死角というか、不安を上げるとすれば、2500mという距離についてです。以前中山開催の日経賞を使っていますが、4着に負けていますし、着差もつけられています。その後アルゼンチン共和国で2着していますが、スローの前残りですし、ジョッキーは長距離が得意の松岡でした。その後は2000〜2200mの距離で安定した成績を残していますが、正直2500mについては適正が今までより落ちるとしか思えません。また、社台の馬でないということを考えると14頭中11頭が社台の馬ですから孤独な戦いといえます。宝塚はノ^スヒルズ3頭出しで、社台が力を入れていないG1ということもあり、勝てましたが今回はそう簡単にはいかないでしょう。

もちろんアーネストリーにもプラス材料があります。前走天皇賞秋からの参戦は07年〜09年までの勝ち馬がこのローテです。天皇賞、JCを使った馬よりも消耗していないので、使ってきた馬よりも状態の維持は楽となります。

アーネストリーに関してはビービーガルダンで放馬して以来東京2000m、中山1600mと外枠が明らかに不利なレースで大外枠に入れられてる佐藤哲三が今回は外枠に入れられないことを待つしかないでしょうね。

トーセンジョーダン天皇賞でレコード勝ち、JCでブエナと僅差と本格化したといえる成績です。この馬についての不安はJCで好走した馬が有馬記念で好走するは、3,4歳馬だということです。テイエムオペラオーポップロックタップダンスシチーナリタトップロードが5歳以上でジャパンカップで3着に入りましたが、有馬記念では好走できませんでした。これはブエナビスタジャガーメイルにもいえることですね。



ついでにローテのことについても書いていきましょうかね。

ジャパンカップから参戦の馬が一番多く馬券に絡んでいますが、どういった馬が有馬記念できているのか調べててみましょう。

まずジャパンカップで上がり3位以内の馬

02年シンボリクリスエス
03年シンボリクリスエス
04年ゼンノロブロイ
05年ハーツクライ
06年ディープインパクト
08年アドマイヤモナーク
10年ブエナビスタ


人気馬はもちろん、人気薄のアドマイヤモナーク、ディープに勝ったハーツクライも該当しています。

ほかの馬は
01年アメリカンボス
01年トゥザヴィクトリー
05年リンカーン
09年エアシェイディ
10年ヴィクトワールピサ

は上がり3位以内ではないにもかかわらず、有馬記念で3着内にきました。しかもヴィクトワールピサは3歳ですが、ほかの馬はみな5歳以上の馬です。
まず01年は最初の3ハロンが37.1秒と超スローペース。やや重の翌年のレースよりもレースタイムが遅く。完全に前残りのレースでした。アメリカンボスが1枠1番、トゥザヴィクトリーが2枠2番と枠順も内枠。アメリカンボスAJCC中山記念を連勝。トゥアヴィクトリーは当年に非根幹距離G1エリザベス女王杯勝ちとほかにもプラス材料があったのもあります。

05年リンカーンジャパンカップはレコードのレースで、上がり上位の馬は勝ち馬のアルカセットがあがり3位で4角9番手から。ほかに上がり上位の馬は10番手以降に位置していた馬です。リンカーンは4角9番手と勝ち馬と同じ位置にいて上がり5位。3位とは0.2秒差となっていますので、上がり上位の脚は使えていました。しかもリンカーンは3歳時に有馬記念2着とレースの適正はありました。
エアシェイディも上がり5位の脚は使えていましたし、前年の有馬記念で3位と適正はありました。


去年はラスト3ハロンが01年以来となる、34秒代に突入。逃げ馬不在でトーセンジョーダンが逃げることとなりました。ブエナビスタ以外は前にいた馬がそのまま入線。ヴィクトワールピサも枠順は1枠1番でした。



今年のジャパンカップで上がり3位以内の脚を使っていて、今回出走しているのは

ブエナビスタ
ジャガーメイル


リンカーンエアシェイディの例も含めて5位以内と広げると


トーセンジョーダン
エイシンフラッシュ


が含まれます。ただ、ジャパンカップの日の東京の芝の傾向は内伸びの馬場でした。内枠、前にいた馬は必然的に上がりタイムが速くなります。ジャガーメイルブエナビスタは内枠、トーセンジョーダンは前にいた馬。エイシンフラッシュは外枠で直線も外に出していましたので、一番価値があると思います。